HOW to CAMP TOURING!! キャンプツーリングには何が必要?

掲載日:2018年11月20日アウトドア

文・写真/BMWBIKES編集部 記事提供/BMWBIKES編集部

荷物が多い時の乗降方法を確かめよう

キャンプ道具をバイクにフルパッキングしたときに、最初に戸惑うのが乗降の方法だろう。慣れないと立ちゴケすることもあるので、荷物を積んだら自宅前で練習してから出発しよう。

ステップに足をかけて乗る場合

ステップに足をかけて行なう場合は、スタンドが地面にめり込まないかどうか必ず確認してから。乗るときより降りる際に忘れがち。

まずサイドスタンドがきっちり立ち、地面にめり込まないのを確認。前後に動かないようにギヤは1速に入れておく。ハンドルはまっすぐ。右手はフロントブレーキを握っておくと安定する。準備ができたら、左足をステップにかける。

ゆっくりとステップに立ち上がり、右足で後ろの荷物を跨いで、足を向こう側へ。ブレーキはいちおう握ったまま。ここで、万一、勢いよく荷物を蹴ってしまうと、右側へ倒れる可能性もあるので、荷物を跨ぐ際は、ゆっくり確実に。

跨いだら、車体を起こし、スタンドを払ってスタート。降りる場合は逆の手順となるが、このとき忘れやすいのがギヤを入れておくことと、スタンドがめり込まないよう地面を確認すること。スタンドがめり込んだら、そのまま左へ倒してしまうぞ。

車体を起こして足をかける場合

もう一つの方法がこちら。まずはギヤを1速に入れてバイクの前後移動をなくす。左手はハンドル、右手は荷物かグラブバーをしっかり保持してバイクを垂直まで起こす。バイクを起こしたら、サイドスタンドを払う。

バイクが垂直で安定する位置まで起こしたら、まずは右足を上げて、ストンとシートの上にかかとを乗せる。このとき車体を前後左右に揺らしてしまうと非常に危険。足を滑らせて向こう側へ移動。あくまでも人間がするりと奥へ移動する感じ。

無事に移動して、またがれればOK。なぜサイドスタンドを出したまま行なわないかといえば、サイドを出したまま跨ると、バイクが重いため垂直に起こすのが大変な場合があるからだ。これなら始めから垂直なのでスタートが楽なのである。

※この記事は『BMWバイクス vol.84』に掲載された内容を再編集したものです。