スズキ | SUZUKI Vストローム250SX | V-Strom 250SX

新車価格帯(実勢価格)

車輌プロフィール

Vストローム250SXは、2023年8月に日本国内で発売された軽二輪(250cc)クラスのアドベンチャーモデル。もともと、インド市場において2022年5月から販売されていたものを導入したもので、ジクサー250の先例など、この時代にスズキがインド向けモデルを国内に導入する例は、珍しいことではなかった。なお、250ccクラスのアドベンチャーモデルとしては、Vストローム250(2017年-)が存在したが、そちらが並列2気筒エンジンだったのに対し、Vストローム250SXは、排気量249ccの油冷単気筒SOHC4バルブエンジンを搭載。これはジクサー250/SFに搭載されたものと同系統のユニットだった。Vストローム250(並列2気筒エンジン)との違いとしては、フロント19インチ/リア17インチのホイールを採用していたことも挙げられた。前後とも17インチだったVストローム250よりも、Vストローム250SXは悪路走破性が高められていた。その分、シート高は835ミリで、Vストローム250より35ミリ高かった。「くちばし」をイメージさせるフロントマスクはシリーズ共通ながら、異形ヘッドライト(LED式)が採用されていた。ワンプッシュでエンジン始動するスズキイージースタートシステムを採用。USB電源ソケットも備えていた。モデル名のSXがあらわした意味は「スポーツ・クロスオーバー」。オフロードオンロード、それぞれの場面での運動性能が高いことを、名称でも誇っていた。※インド市場では「VストロームSX」という名称で販売された。日本では「250」が追加され、Vストローム250SXとしてラインナップされた。

スズキ V-Strom 250SXのユーザーレビュー・写真
 
オフ寄り万能アドベンチャーツアラー

満足している点

スタイルがカッコいいです。往年のDR-BIGのイメージだろうし、私なんかはカウルの造形が昔乗ってた刀を彷彿とさせると思います。マフラーは単気筒なのに2本出しで、凝っているし面白いですね。

価格が安いです。この価格でgixxer250にはないアドベンチャースクリーン、大型リアキャリア、ナックルガード、しっかりしたアンダーガード、オイルクーラーガード、USB給電ポート、前後ABS(これはgixxerにもあるかな?)など欲しい装備は全て揃ってて後はETCくらいです。メーターはフル液晶で回転数はもちろん、ガソリン計や燃費計、ギアインジケータ、バッテリー電圧計など至れり尽せりの多機能メーターです。エンジンはセルボタン1発でかかるイージースタートシステムになります。かかるまで押し続ける必要はありません。安いモデルにありがちなあからさまな安っぽさ、コストダウンした感は皆無で高級感すらあります。

エンジンはとても滑らかでスムーズです。振動が少なくて高回転域までよく回り上質感があります。何より本当に250か?と思うくらい小さく、軽く作られています。他のどの250cc4サイクルのエンジンより小さく、gixxer150のエンジンより小さいです。流石はライトウェイトロードスポーツに搭載されてる油冷エンジンですね。のんびりトコトコと走るのも、ちょっとペース上げるのも楽しいです。ギアのタッチも上質で気持ち良いです。6速あり街中だと5速までで充分です。燃費も凄くてまだ慣らし中ですが、下道を普通に走って40km/l走ります。

乗り心地は2人乗りを想定しているのだと思いますが、硬めに設定されています。ただリアのプリロードは調整可能なので問題はないです。もちろんサリーガード外せます。

不満な点

ステップから微振動が伝わります。今どきのバイクにしてはクラッチ重めですし、スズキ車特有の、クラッチ切らないとエンジン始動できないシステムは地味に面倒です。細かいですがオフロード寄りのアドベンチャーならフォークブーツくらい付けて欲しかったです。ヘルメットホルダーの類が一切ないので、別途買い求める必要があります。ヘッドライトの照射位置が上向き過ぎて常にハイビームみたいになります。サイレンサーの形状や排気音はいいのですが、位置が悪くて右足の踵が接触することがあり、地味に不快です。オフロードバイクではないので低速のトルク感はあまりありませんし、サスペンション等もハードな悪路は想定外だと感じます。ホンダとかだとメカノイズが抑えられ、その分排気音で楽しませてくれますがこれは違っていて、排気音はしょぼく、メカノイズはガチャガチャ煩いです。

これから購入する人へのアドバイス

シート高835mmですがオフ車と違いサスが硬く沈み込まないのと、シート幅が一般的なオフ車に比べ広いので、足付きは悪いです。私は身長178cmありVストローム250は足裏べったりですが、 SXはつま先立ちになります。これから買われるなら確認した方がいいでしょうね。あと残念なのがインド仕様の車両を日本で使っても、スマホとペアリングするサービスは使えません。どこでも気軽に走れて燃費良く堅牢で、安いし乗り心地もよく積載量も多い理想的なバイクです。ネイキッドの操縦性とオフロードの走破性、ツアラーの快適性がコンパクトな車体にギュッと詰まっています。

総合評価: 5
年式:2022年  燃費:一般道:40.0km/L  高速道:0.0km/L
投稿者:なめこ
投稿日:2022-12-07 12:43:42