掲載日:2016年03月30日 日本の絶景100選 › 中国エリア
文・写真/藤原かんいち
撮影場所/広島県竹原市
撮影時期/2012年11月
特に情報も持たず中国地方を旅している途中でフラッと立ち寄ったのが竹原だった。バイクで狭い路地へ入って行くと、歴史を感じる落ち着いた町並みが続いていて、一瞬でその魅力に惹きつけられた。「安芸の小京都」と呼ばれる竹原は京都下鴨神社の荘園として栄えた。江戸時代後期には酒造業で栄え、歴史ある古い家屋やお寺、町並みが多く残っている。もっと丁寧に見たいと思った僕は途中でバイクを降り歩いて町を散策した。面白いのは江戸時代から、明治、大正、昭和……各時代の建築物が混在しながら調和していること。また、さまざまなデザインの格子、屋根などを見られるのはまるで生きる美術館のよう。ツーリングをしていると歩くのが億劫になってしまうが、歩く速度だから出会える風景がある。ぜひ竹原の町は歩き旅を楽しもう。
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