札幌~小樽周辺

掲載日:2009年02月24日 ツーリング情報局北海道エリア    

札幌~小樽へと続く
オススメルートを紹介します

お久しぶりです、北海道レポーターのOTTOです。2回目のレポートは“北海道の美味しい物”を食べに出かけたいと思います。こちらもだいぶ夏らしくなってきましたが、朝晩の寒暖の差はまだまだ厳しいです。そのため、アスパラ、ジャガイモ、たまねぎなどの農作物は、どうしても夏以降の収穫となります。そんな中、6月2日に積丹(しゃこたん)の“ウニ漁”が解禁になりました。これは行かない手は無いですよね!! 「ウニ」は大好物なので早速、行ってくることにしました。

イメージ前々日に雨が降り、前日も曇り/雨の天候…。路面の状況が心配でしたが、当日には藻岩山の上に青空が見えてきたので出発することにしました。札幌市内を豊平川沿いに抜け、国道230線に入り「定山渓」方面に向かいます。豊平川は札幌の街に沿うように流れ、ビールのCMなどにも使われる美しい川です。街を抜け石狩川に合流した後、石狩湾に注いでいます。定山渓の手前から「定山渓レイクライン」に入り、源流のひとつにあたる「定山渓ダム」を見に行ってみました。ここは札幌市民の水源です。ダムの上が道路になっていて撮影を試みたのですが上手くいかず、対岸から写真を撮影してみました。そこから札幌に一番近いメジャーなゲレンデ「札幌国際スキー場」をかすめ、小樽を目指します。

イメージ朝里岳を隔てて小樽側も「朝里川ダム」になっており、落差70mを下る綺麗なループ橋が見事です。小樽市内は帰りに寄る事にして「札樽(さっそん)自動車道」の手前を左に折れ、国道393号線で「毛無峠」を目指します。国道393号線は交通量も少なく、かなり直線的な道路なので、くれぐれもスピードと取り締まりにご注意を! 毛無峠は小樽の街を見下ろせるスポット。夜景がきれいな場所なのですが、花曇のボンヤりした画像で申し訳ありません。ちなみに「小樽」の地名の由来は、アイヌ語の「オタ・オル・ナイ」。意味は「砂浜の中の川」だそうです。なるほど確かに高い所から見るとそのように見えてきました。

イメージ大量にウニが盛られたウニ丼
磯臭さもなく、絶品のウニを食す

赤井川村から道道36号で冷水峠を経由して、「余市」を目指します。このルートは関東周辺のロケーションに例えると、「日光」から「大笹牧場」に抜ける霧降高原ルートによく似ています。大きなコーナーや高原の爽やかさ、綺麗な眺望などが楽しめる道です。余市周辺の道は「フルーツ街道」と呼ばれています。かなり収穫時期を詰めて、いちご、もも、さくらんぼう、プラムなどが栽培され、訪れる度に違った“果実狩り”が楽しめます。寒暖の差が糖度を生み、とても美味しいのでここに来る際には立ち寄ってみるといいでしょう。

イメージ余市からのルートは海沿いになります。気持ちよく20kmほど走ると美国という町に到着します。ちょうどお昼近くになったので「ふじ鮨」さんで、お目当てのウニを食べることにしましょう。「ウニ好き」の方は、食べた瞬間『あぁ~~生きてて良かったぁぁぁ~~~』と、絶対思います!! マーケットなどで売られている木製プレートで2つ分以上は盛られているであろう“ウニ丼”は圧巻です。当日、水揚げされたばかりの新鮮な物を使っているので、独特の磯臭さは全くありません。目からウロコ間違いなしなので、今まで『ウニは、ちょっと…』と言う方でも試して貰いたいです。またマス・ツーリングで行く場合でも、魚介類以外のメニューも充実していますのでご安心を。席数も多く、舗装してある駐車場も大きいので大人数でも安心して行くことができますよ。ちなみにウニ漁の解禁期間は8月末まで、だそうです。

壮大な岬の景色を堪能し
小樽の街を散策します

イメージ
食後、国道229号線を海沿いにルートを進め「積丹岬」と「神威(カムイ)岬」を巡りました。数十分しか離れていないのですが、天候が著しく違っています。沖縄の海の色を思わせる綺麗な風景は積丹岬。この海の色はシャコタン・ブルーと言うそうです。こちらは少し天気が悪かったですが、尾根に沿って先端にある灯台まで歩いていける神威岬。いずれも威風堂々とした景色を堪能できるスポットなので、ぜひ立ち寄ってみてください。次は神恵内(かもえない)からトーマル峠を抜け古平(ふるびら)に戻るルートに向かいます。ここは道内でも数少ないワインディング・ロードです。20kmほどの短いルートですが、関東周辺で言うと、群馬と新潟を結ぶ旧国道17号線の三国峠に似たロケーションで緑が深く、トンネルやスノーシェッドが点在していて気持ちよく走れるルートです。このルートで小樽に向かいましょう。

イメージ
小樽は札幌、函館に並び、北海道を代表する観光の街です。小樽の魅力と言えば「運河」、「坂道」、「綺麗な街並み」ですが、普通の観光スポットを紹介しても面白くないので、絶品のコロッケ店を紹介します。私のお気に入りは「羊天」と「金賞コロッケ」です。コロッケの味は両店共、抜群ですよ!! 小樽散策の際に、時間に余裕があれば立ち寄ってみてください。

この日は400kmほど走ってしまったので、帰りに「朝里川温泉」で日帰り入浴をして帰路につきました。帰りは軟弱なことに「札樽高速」を使って札幌まで帰ることにいたしました(笑)。さて北海道は、いよいよツーリングのトップ・シーズンに突入しました。次回は、道東(釧路・知床)方面のレポートをしたいと思っております。楽しみにお待ちください。

スポット紹介

ふじ鮨本店

住所/北海道積丹町大字美国字船潤120-6

電話/0135-44-2016

営業/11:00~21:00

URL/ふじ鮨本店

金賞コロッケ&手作りの店

住所/北海道小樽市色内1-1-5~8 大正硝子敷地内

羊天

住所/北海道小樽市色内1-1-2 小樽出抜小路内

OTTO
プロフィール
OTTO

東京に家族を残し、北海道に単身赴任中の中年不良サラリーマン。数々の大型バイクを経て、北海道への引越しを機にハーレー「XL1200R」に乗り換えた。北海道のバイクシーズンは短いが、限られた時間にできる限り走行距離を伸ばすことをもくろんでいる。

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