岡山ショートツー

掲載日：2008年04月28日ツーリング情報局 › 中国エリア

探せば意外にあるぞ
岡山の走りドコロ

みなさん、はじめまして！

このたび岡山周辺地区を担当させて頂くことになりました「MAKO」と申します。バイクに乗りはじめの頃は暑かろうが寒かろうが暇さえあればツーリングに出かけていたのですが、ここ数年はもっぱらミーティング参加派で長距離ばかり乗るようになってしまいました。なので、ツーリングらしいツーリングは久しぶり。せっかくツーリングレポーターをするんですから、ツーリングの楽しさを再認識するつもりで、毎回レポートを書いていけたらいいなと思っています。どうぞよろしくお願いしますヾ(＠＾▽＾＠)ノ。

イメージとは言え、最初のツーリングの候補地をどこにするかで非常に悩みました。実は岡山県内でレポートできるツーリングスポットが、すぐに思いつかなかったからです。以前、テレビで見たのですが、岡山県民は「岡山県にはいい場所がない」と、そう思っている人数が非常に多いらしい（笑）。他の県の人たちは自分の県の自慢できる特産品や観光場所などを即答できるようですが、岡山県民はそうではなかったのです。私もそのクチだったんですね。とにかく地図を見てみましょうか。すると…「そういや以前走ったね、ココ」であるとか「行ってみたいと思っていたなぁ、ココ」という場所が結構あることに気付いちゃいました。走りドコロはいろいろあるのに忘てただけみたい。あれこれ悩んだ末に初レポートに選んだ地は…岡山県新見市。新見市は岡山県の西北端に位置し、西は広島県庄原市、北は鳥取県日野郡に隣接しています。岡山市内からだと約2時間。のんびり日帰りツーリングにはもってこいなんです。その新見市に「日本一の親子孫水車」なるものがあります。以前から存在は知っていましたが、今回が初対面。楽しみです～。

絶品の豚骨ラーメンを食す
でも写真を撮る勇気はなし…

イメージ岡山市内からスタートし、国道180号をただひたすらゆっくりのんびり北上します。180号はところどころで高梁川に沿って走る片側1車線の道で、割と交通量の多い道ですが、信号は少ない道ですからのんびり走るのに最適な道です。この日は天気も気候もよく（←あたしにとってはとても重要）、とても気持ちよく走ることができました。総社市・高梁市を通過し、新見市中心部まであと約20キロの地点に「絹掛の滝」という滝があります。180号沿いですし、大きな看板も出ているのですぐ分かるでしょう。この滝は3段で構成されていて「絹掛の滝」と呼ばれているのは、最下段の約50mの部分なのだとか。岩肌を流れる水が、白い絹を垂らしたように見えるので「絹掛の滝」と呼ばれています。普段は水量も少なく優雅に水が流れる滝ですが、降水などで水量が増すとまた違った姿を見ることができます。また、四季折々で周辺の緑も色合いを変え、滝の雰囲気が変わるため一度や二度で飽きてしまうことはないでしょう。近くを走る機会があれば、素通りせずにぜひ立ち止まってその姿を楽しんでみてください。

絹掛の滝をあとにして、さらに180号を北上します。しばらくすると見落としそうなくらい小さな看板が目印の「ラーメン止」に到着。実はこのラーメン店、バイク仲間に「食ってこい」教えてもらったトコロ（今回訪れるのが初めて）。あまり綺麗なお店じゃないらしいんですが、結構有名なラーメン屋さんなんですって。噂に聞いていた通り、マスターはとても無愛想（笑）。でも、豚骨系スープのラーメンもキムチもおいしく満足の行く食事ができました。ただ、お店の雰囲気というか、マスターの雰囲気に負けた私はレポート用の写真を撮れませんでした…これが今回唯一の反省点です。ま、聞いてみるより実際に行ってみろってことで、どうか今回だけはこれで勘弁してください。

ちなみに、今回は立ち寄ることができませんでしたが、「ラーメン止」の近くには「井倉洞」という天然記念物に指定された鍾乳洞があります。西日本では山口県「秋芳洞」に次ぐ規模ので1km以上も鍾乳洞が続いているのだとか。大自然が時間をかけて作りあげた鍾乳石が作る自然の美を時間に余裕がある人は体験してみてください。

大きな水車でテンション↑
最後は温泉でまったりと

イメージさぁ、いよいよあたしの中でのメインである「親子孫水車」へ向かいます。この水車は「夢すき公園」という公園の中に作られていて、水車以外に紙漉きの体験ができる「紙すき体験館」があります。ここでは料金はかかりますが、自分だけのうちわやハガキが作ることができるのです。あたしは体験する気満々で行ったのですが…なんと改装中で閉館されてました（コノヤロー！）。いつか必ずリベンジに行きます！　で、絶対自分のうちわ作るんだ！　あ、すっかり親子孫水車の事を忘れてますね。どうもこの水車、日本一らしいんです。でも、なにやら調べてみると岐阜県にも青森県にも埼玉県にも、ありとあらゆる場所に「日本一の水車」があるみたいで、今現在どこにある水車が一番大きいのかあたしには分かりません。

イメージあ、でも親・子・孫と3つ並んでこの大きさで水車があるのは多分ここだけなので、それでいうと日本一になりますね。親の大きさが他の水車の大きさに負けている（かもしれない）だけです。これだけ大きい水車を見たのは初めてでしたから、テンションの上がったあたしは一番大きい親水車と写真を撮ろうとしました。しかし、なかなかうまくフレームに水車が収まる位置にデジカメが固定できません。近くにあるベンチを運んできて撮影しようと思いましたが、全てが連結されていて、あたしの力じゃとてもじゃないけど運べません（ベンチを引きずるなよって話ですが・笑）。仕方なく人に頼もうと思いましたが、田舎なので誰もいません…。どうしようかと途方にくれながら水車前に座っていると、たまたま若い女性が通りかかったので、お願いして撮ってもらいました。これで本日の目標が達成できましたね。

せっかくここまで来たんだからと、次に向かった先は「新見千屋温泉　いぶきの里」。ここはアルカリ性単純温泉でヌルリとしたお湯が特徴です。平日の昼過ぎだけあって、ほとんど貸切状態で贅沢な気分になれました。誰もいないから、ちょっと泳いでしまいました（笑）。あたたかいお湯にじっくり浸かって、少し冷えていた体が温もって幸せ。ツーリングで温泉…少し贅沢した気分ですね。でも、あんなに広い敷地なんだから露天風呂も作ればいいのに…と大きなお世話でしょうけど、そう思ってしまいます。

本当はもうひとつ行きたい場所があったのですが、時間的な…というか気候的なこともあり断念（笑）。国道180号をそのまま南下し、岡山市内へと帰ってきました。今回は初レポということもあり、ホームグラウンドの岡山県を紹介しましたが、次回は県外脱出してのツーリングスポット＆グルメレポートいたします。お楽しみに☆

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