首都圏ツーリングプランで巡る、思い出と発見が詰まった伊豆半島ツーリング

掲載日:2017年11月27日 ツーリング情報局東海エリア    

走行エリア/静岡県
走行した道/伊豆縦貫道、県道18号線、国道414号線、県道17号線、県道127号線、県道411号線、県道59号線、国道136号線、県道15号線
投稿者/プラムフィールドさん 取材日/2017年11月03日

思い出と発見が詰まった伊豆半島を巡る旅の画像

首都圏ツーリングプランの
有効性を再確認!

NEXCO東日本、中日本が受け付けていたお得なキャンペーン『首都圏ツーリングプラン』の対象期間が迫った11月初旬、せっかくならこのプランを十分に活用しようと考え、静岡・伊豆方面へのツーリングを企画しました(編集部注:首都圏ツーリングプランは2017年11月30日をもって終了)。この日は、久々に晴れ予報の3連休。朝から渋滞が予想されていたため、早めの集合としましたが、渋滞はその予想を上回る早さで始まっていました。

集合場所は、東京側から静岡方面へのアクセスにおいて渋滞が予想される御殿場ICを通過した駒門PAでした。東名高速道路のリニューアル工事に伴い、各種PAやSAもリニューアルされているため、駒門PAは昨年訪れた時とは別の場所かと思うほど綺麗なPAになっており、駐車場に入った瞬間、間違えたかと戸惑ってしまいました。

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駒門PAでは、青空の下、富士山が良く見えました。駒門PAからは、首都圏ツーリングプラン(東名・中央道コース)の南西端にあたる沼津ICから伊豆縦貫道を介して、天然記念物のビャクシン樹林を目指します。

伊豆縦貫道からは、伊豆中央道(有料道路)に入る手前の道(今回は、道の駅伊豆ゲートウェイ函南の入口にあたる道)を左折し、田園地帯を抜ける農道を通過して県道139号線に入りました。県道139号線に入る交差点では、右折しても、左折しても、いくつかの県道を介して国道414号線に行き着くことができます。

国道414号線に到達した後は、海沿いの道、県道17号線を目指します。県道17号線は、駿河湾を隔てて富士山に向かい合う、海沿いのワインディングロードです。このため、晴れた日は殆どどこからでも、富士山を眺める事ができる景観の良い道です。

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ビャクシン樹林へ向かう道は気持ちの良い道ですが、途中から道幅が狭くなり、舗装も荒れた箇所があるため、スピードの出しすぎと対向車には注意しましょう。県道17号線から、細い脇道へ入って海岸沿いに向かいます。この時、私はここに初めて来たはずなのですが、ただ何となく見覚えのある景色だなと感じました。

ビャクシン樹林へは、駐車場から1km程度海岸沿いを歩くのですが、この道すがら17年程前に高校時代の先生にツーリングで連れて来られていた事を思い出しました。当時はただ、先生の後に付いて走っていたため、ここが何処なのか?どんな場所なのか?なんて事は気にしておらず、ここに来たという感覚が無かったのでしょう。

しかしながら、当時と変わらぬ景色を目にしたことで、17年という時を経て、あの時連れて来られた場所が何処だったのかということが解ったのです。景色も含め、ちょっとした感動を覚えました。

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後日、机の引き出しをあさってみたら、当時の写真がありました。裏には、2000年7月21日と書かれていました。写真の場所は定かでは無いのですが、多分、戸田漁港近郊だったと思います。今は皆、所有していないバイクなのでナンバーはご愛嬌ということでそのまま載せちゃいました。

さて、ビャクシン樹林からは、再び県道17号線に戻り戸田漁港を目指します。戸田へ向かう道は、海側に防風林が立ち並びあまり景色を臨む事ができないのですが、途中何カ所か煌めきの丘をはじめとした絶景スポット兼休憩所があります。今回は少々時間が押していたので、有名どころの絶景スポットは全てスルーして、戸田へと走り抜けました。

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戸田漁港からは、戸田三叉路の交差点を左折して県道18号線に入り、西伊豆スカイラインを目指します。県道18号線沿いには、道の駅くるら戸田があるため、トイレ休憩などが必要な場合には、立ち寄ると良いでしょう。

県道18号線は川沿いを走る緩やかな道から、山間のワインディングロードへと変化する飽きのこない道です。県道18号線を上り、西伊豆スカイラインに入った後は伊豆半島を南下するように、県道127号線、県道411号線と走り抜けます。この西伊豆スカイラインでも所々にある駐車場からは、絶景スポットへのアクセスが可能です(歩きになります)。特に達磨山からの眺めが良いと言われていますね。

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県道411号線からは、県道59号線を進みます。県道59号線は、県道410号線との分岐路で、細い脇道にそれることになるのですが、今回のルートではこの道がベストオブ酷道でした。というのも、舗装が荒れたり苔むしたりしていた事はもちろん、前日までの雨の影響でところどころ道路に川が流れていました。さらに秋口という事で、大量の落ち葉が堆積し細い道をさらに細く、滑りやすくしていました。

気を使って走れば問題の無い道ですが気を使うのは嫌だという方は、素直に県道410号線を下る事をお勧めします。県道59号線を下り国道136号線にぶつかる浜橋の交差点を右折して少し進むと、昼食処である『沖あがり食堂』に到着です。仁科(にしな)の漁港で上がったスルメいかのイカ様丼は、比較的リーズナブルでイカと卵がマッチしていてとても美味しかったです。

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昼食後は、国道136号線を南下し、箕作(みつくり)の交差点を左折して、県道15号線を介し、伊豆の中央を走る国道414号線に入り北上します。ループ橋などがある国道414号線は、普段南下する方向へ走る事が多いため、今回初めて道の駅天城越え手前の道沿いに、山葵(わさび)田がある事に気付きました。清流が必要と言われる山葵の育成地が国道沿いにあるとは思わなかったため、自分の中では大発見でした。

さてさて、道の駅天城越えを少し越えたところで到着したのは、東京ラスク伊豆ファクトリーです。ここ、東京ラスク伊豆ファクトリーは無料カフェコーナーと試食コーナーがあり、お土産の購入を前提とした場合にはまったり休憩できるスポットの1つとすることができます。寒い冬には、暖かい室内で休める場所は貴重ですよね。

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東京ラスク伊豆ファクトリーからは、道の駅いずのへそを目指します。夕方に差し掛かるこの時間帯からは、伊豆の中央を抜ける国道414号線や国道136号線は渋滞が予想されますので、県道などをうまく利用すると、ストレスなく走る事ができるでしょう。

道の駅伊豆のへそには、バウムクーヘン工場があり、ここのバウムクーヘンがしっとりしていて美味しいため、お土産にと立ち寄ったのですが、来てみてビックリな事がありました。なんと、宿泊施設ができていました。その名も『HESO HOTEL』。素泊まりだと思いますが、料金もかなり安く、温泉にも入れるのであれば、遠方からの伊豆探索の拠点とするのにかなり良さそうだなと感じました。

予定では、この時間の高速道路は渋滞が激しいために、ここから伊豆スカイラインを介して箱根方面へ向かうつもりだったのですが、渋滞情報を確認したところ、それほどの渋滞でも無いらしいということから、このまま沼津ICへ向かい、解散となりました。寒い季節、比較的温暖な伊豆や房総へツーリングに行く機会が増えそうですよね。

いくら比較的温暖と言っても、走っている最中や休憩中には体が冷えます。寒い季節のツーリングには、休憩時に体を冷やさないで済む場所をチェックしておくと、体力的にも思考的にも余裕が生まれるかもしれませんね。

立ち寄りポイント・スポット紹介
  • ● ビャクシン樹林(静岡県沼津市西浦江梨大瀬)
  • ● 沖あがり食堂(静岡県賀茂郡西伊豆町仁科980-6)
  • ● 東京ラスク伊豆ファクトリー(静岡県伊豆市市山550)
  • ● 道の駅伊豆のへそ(静岡県伊豆の国市田京195-2)

レポーター プロフィール
プラムフィールドさん
所有バイク/DUCATI S2R800
さまざまな車種を乗り継いできましたが、結婚を期にすっかりバイクから遠ざかってしまっていたところ、昔あこがれていたバイクに偶然出会い、気軽に楽しむをモットーに復帰したリターンライダーです。

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