『ツーリングのつぼ』

オートバイ免許の取り方

掲載日:2014年04月08日 タメになるショートコラム集ツーリングのつぼ    

Text/Kosuke KAWAI

今から梅雨になる前までの間は、暑すぎず寒すぎず、オートバイ免許を取るのにいい時期だ。新学期が始まり、教習所の多数を占める学生が減るので混まない時期でもある。そもそもオートバイの免許取得は簡単だ。本当に運転が難しく危険な乗り物(宇宙船やサーカスの玉乗りなど)には、免許が存在しないと思うからだ。

オートバイの免許を取るには、指定教習所に通う方法と、都道府県の運転免許試験場で直接取る、いわゆる一発試験の2種類の方法がある。男を磨くためには、どちらの道を進むべきかはっきりしているだろう。現在東京都の場合、オートバイ免許の一発試験の費用は、受験料3,050円+試験車使用料1,550円=4,600円だ。すでに普通二輪を持っていて大型二輪にする、いわゆる限定解除の費用は、受験料1,550円+試験車使用料1,550円=3,100円が必要になる。

試験に受かれば、この金額だけで免許が取得できるので、教習所よりも安い印象はあるが、確実ではないことを忘れてはいけない。試験の難しいポイントは、“誰かに観察されている”という状況だ。ひとりで風呂場に入っている時の素晴らしい鼻歌を、紅白歌合戦の舞台で歌える人はいないのと同じように、職業が教習所の指導員でもないかぎり、なかなか1回では合格できないだろう。試験に落ち続けて教習所の費用に近づくにつれても打ち勝つ精神力があれば、ゲームセンターのメダル落としゲームで私のように惨敗することはないタイプだろう。

そもそも自動車の免許は、排気量に制限はない。普通自動車は、軽でもフェラーリでも同じ免許で運転できるのだ。大型自動車免許はあるが、それは車両総重量11トン以上とか乗員11人以上とか、車両総重量や最大積載量が条件であり、やはり排気量ではない。オートバイは、50ccでも1,000ccでも、排気量に関係なく運転方法は同じだ。自動車と同じように、オートバイ免許も排気量の区分がなくなると嬉しいなぁ。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索