『ツーリングのつぼ』

ユーザー車検を受けてみた

掲載日:2013年05月07日 タメになるショートコラム集ツーリングのつぼ    

Text/Kosuke KAWAI

愛車を走らせていると、後ろを走っていた友人から信号待ちの間に「自賠責のステッカーが今年の4月だよ」と指摘された。車検のあるバイクは、たいてい自賠責と車検がセットになっている。親切な保険会社だと「もうじき自賠責が切れるよ」と、お知らせのハガキが来ることもあるが、国土交通省からは何の連絡もないので車検を忘れていた。そこで今年の4月末に、東京の多摩自動車検査登録事務所でユーザー車検を受けた。

ユーザー車検の場合、すでに整備できているのが前提だ。私の場合、自分でできる整備は自分でやり、できないところだけお店に頼むというスタンスだ。もちろん、時間を節約するために、整備と車検のすべてをお店に頼んで、バイクに乗ることだけを楽しむという手もある。そして一番良くないのが、250cc以下のバイクは車検が無いからといって、ツルツルのタイヤや伸びきったチェーンで走ること。そんな状態では楽しいはずがないし、そもそも危ない。

車検場では、まず検査員の目や耳により、ウインカーやホーンなど保安部品が機能するかどうかの検査がある。そこでは今までに無かった(もしくは気付いていなかった)項目として「ハンドルロックができるか」という検査があった。次に機械での検査レーンに入る。そこでの検査は、スピードメーター、前後ブレーキ、ヘッドライト光軸の3つだ。これらに問題が無ければ、トータル15分くらいで車検は終了する。費用や検査項目は、バイクの年式や地域によって多少異なるが、私の愛車の場合、かかった費用の総計は1万9,770円だった。明細は下記の通り。

検査申請用紙:30円

検査費用:1,700円

自賠責保険(2年):1万3,640円

重量税(登録から13年経過のカテゴリー):4,400円

ちなみに、250cc 以下(125cc以上)の自賠責は2年間で1万4,290円なので、車検のあるバイクのそれよりも高い。計算してみると、車検のあるバイクと車検の無い 250cc 以下との差額は、2年間で 4,880 円(重量税を13年未満の 3,800 円で計算)となり、ひと月あたり約 200 円車検のあるバイクの方が高い。なので、車検があるバイクだから維持費が高くつくというのは昔の話で、今では月にコーヒー1杯くらいの差でしかない。気に入ったバイクを、車検があるという理由であきらめないで欲しい。

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