
掲載日:2012年10月09日 タメになるショートコラム集 › ツーリングのつぼ
Text/Kosuke KAWAI
前回のコラム でおススメしたユースホステルだが、欠点もある。宿泊に、新規だと 2,500 円くらい払って会員になる必要があることだ。ライダーハウスやゲストハウスなどと呼ばれる、新しい形体の宿がいくつもできている現代では古くさいシステムだと思う。
だがしかし、ユースには非会員でも泊まることはできる。会員との価格差は、だいたい 600 円くらいなので、4回以上泊まるのなら入会した方が良い。ところにより会員と非会員の価格差がないユースもあるので、1回か2回くらい試しに泊まってみてから、会員になるかどうかを決めるのが得策だ。
すぐ会員になるメリットは、ユースの会員証に長距離フェリーやレンタカーの割引があること。その会員になるには、ユースの受付でその場で簡単にできる。そのため、必要になってから入会すれば充分だと思う。
ユースホステルは歴史と伝統があるので、女性のひとり旅でも安心して泊まれる。私は会員証がスタンプラリーか朱印帳のようになっていて、泊まったユースのスタンプを押された昔から味気ないカードになった現在まで、日本は北海道から沖縄まで、海外はアメリカやヨーロッパ、オーストラリアなどで泊まったことがある。ほとんどのオーナーは、ビジネスというよりも、旅行好きが高じてユースを経営しているという印象なので、安心して欲しい。
宿を予約すると自由にツーリングできなくなり、偶然出会って気に入った場所に泊まれない、という意見はごもっとも。そんな “断然キャンプ派” というライダーでも、雨が続いている季節に屋根の下で寝られることは、そんなに悪いことではないと思う。
それよりも、グループツーリングでリーダーの後ろに付いて走り、どこを走って、どこに泊まったのか分からないのがツマラナイ。そろそろ自分ですべてを決めて走ってみたい、でもひとりでの泊まりはちょっと心配…。そんな初心者ライダーに、まずはユースホステルから始めることをお薦めます。
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