『ツーリングのつぼ』

コッヘル(2)

掲載日:2012年07月24日 タメになるショートコラム集ツーリングのつぼ    

Text/Kosuke KAWAI

梅雨があけて「さあキャンプだ!」と出かけると、暑いので食べ物は腐るし蚊は刺すし、そのうえ夜は寝苦しい。マヨネーズが分離する気温になったら思い切って北上しよう。

しかし北海道まで行けば多少は涼しいが、青森くらいまでだと、平地では意外と暑いので気を付けて欲しい。初心者におススメしたいツーリング先は、標高が高くて涼しい高原か、緯度が高くて涼しいアラスカだ。

食材が日持ちしなくなったら、なるべく都市から離れた商店に行き、ニンジン1本から買うと良い。運が良ければ米やパスタも量り売りしてくれる。しかし卵はなかなか1個売りしていないので、パックで買ったら茹でて持ち運ぶと、生のままより割れにくいだろう。

量り売りの惣菜コーナーも便利だ。日本はもとより、アメリカやヨーロッパのスーパーには、お惣菜の量り売りがある。ポテトサラダだったりハムだったり、おなじみの商品とシステムだったので良く利用していた。

ちょっとした問題点は、量り売りの単位がキログラムやグラムではなく、国によりポンドやクオートというけったいな単位で売られているので、肝心の “どのくらいの量なのか” が見当もつかないということだ。責任者を出して欲しい。

それに海外ではキログラムで表記されていても気を抜いてはいけない。

「このステーキ肉は100グラムで50円か。さすがオーストラリア。オージービーフの本家は安いな、じゃあそれを100円分くれたまへ」

などと注文すると、それは100グラムではなく1キロあたり50円だったりするので、食べ過ぎには十分気を付ける必要がある。

ともあれ、本稿で言いたいのは、暑くなるこれからの時期、アラスカではない場所でテントを張るなら、水の使える沢の近くがベターだということだ。グリズリーはいないし、ビールを冷やしている間に水浴びもできる。コッフェルを調理器具や食器としてだけではなく、水浴びの手桶として考えられるようになったら、きっとあなたは周囲から “キャンプの達人” と呼ばれているだろう。

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