『ツーリングのつぼ』

シュラフの選び方(1)

掲載日:2012年04月10日 タメになるショートコラム集ツーリングのつぼ    

Text/Kosuke KAWAI

シュラフは “寝袋” とも “スリーピングバッグ” とも呼ばれ、主にキャンプにおいてテント内外で寝る時や、酔った客人が自宅の廊下で寝る時にも用いられる、極めて便利な携帯用の寝具である。掲載スペースの都合により、寝る方法については省略する。

携帯性能を最優先しているため、慣れないと一般家庭にある布団より明らかに安眠を得ることが難しく、そのため、キャンプを好む人種に環境適応能力とか忍耐力が養われているかというと、案外そうでもない。いや、真面目に研究してもらわなくても結構だ。

シュラフの形状は大きく分けて、“封筒型” と “マミー型” の2種類がある。

封筒型はその名のとおり、郵便に使う封筒のような形状をしている。封筒の中へ手紙のように入って寝るイメージだ。そのため寝返りがうてる余裕の広さがメリットになる。デメリットは、隙間の多さからくる保温性の低さと、布の面積が多いので収納時に大きくなってしまうことだ。

マミー型の名は、エジプトやアンデスで有名なミイラ(Mummy=マミー)に由来する。顔だけ露出して人体をすっぽり包み込む形状をしており、封筒型より隙間が少ないので保温性に優れ、収納時にも小さくなる。ついでに、寝袋はミイラよりも後年に発明(もしくは発見)されたことが証明される。

両方のシュラフとも、内部の保温素材として、化繊とダウン(羽毛)の2種類がある。そのダウンには、水鳥の種類によりグース(がちょう)やダック(あひる)があり、羽根の部位によりファイバーやフェザーなど複数に分かれて寝心地は異なるらしいが、たぶん一晩寝れば忘れるので問題はないだろう。

簡単に言うと、同じ暖かさなら、封筒型よりマミー型、それも化繊よりダウンの方が軽くて小さくなり持ち運びに便利なので、積載量に限りのあるモーターサイクルでキャンプツーリングをするなら、だんぜんマミー型のダウンシュラフが良いと思う。

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