『ウェア屋さんのひとりごと』

アンダーウェアの活用術 ~ウインドストッパー~

掲載日:2012年10月18日 タメになるショートコラム集ウェア屋さんのひとりごと    

Text/Junichi FUJIMOTO ( RS TAICHI )

レースネタばかり続けている間に、すっかり秋らしくなってきましたね。とは言え、この原稿を書いている日本 GP の舞台となったツインリンクもてぎの日中は暑さを感じるほどで、今のニッポン、政治も含めて「どーなってんの?」と思わざるを得ません。とは言え午後3時を回ると一気に気温が下がり始め、昼間からは一転して急に肌寒くなります。こんな外気温の変化に対応するためには、携帯性に優れる高機能インナーが威力を発揮しますよね。

先日、お客様から「ウインドストッパーのインナージャケットを購入したいと思っていますが、着用のコツは?」といったお問い合わせをいただきました。なるほど、確かに迷ってしまう点かもしれません。インナーウェアやアンダーシャツといった一見すると同じ様に見える製品が、様々なメーカーからたくさん発売されています。当の開発したメーカーからは発熱性がああで、防風機能がどうだとか、確かに製品自体の機能説明はありますが、「ほな、それはどう使えば(着用すれば)効果的なのか?」といった内容はあまり含まれていない様に思います。私もオフィシャルサイトを制作する立場として、実際に使用されるお客様に必要な情報が不足していることを実感させられることとなりました。

それでは、今回ご質問いただいた “ウインドストッパー” は、どの様に着用すれば良いのか? この素材はその名が示す通り、“風を遮断する” といった点が目的であり特長なので、風の影響を受けやすい所でこのウェアを使用すれば効果的です。ということはアウタージャケットのすぐ下へ着用し、冷気の侵入を抑えることによってウェア内の温度を保ち、プラスαの防寒性を発揮することができる、ということになります。ライディングウェアの防寒/防風性は非常に良くできていますが、やはり完璧ということは無いので、ウインドストッパーという素材を用いてその機能を高め、より快適なライディングを可能にしてくれるスグレモノなのです。

ちなみに、ウインドストッパーとそうでない素材(当時はレインウェア)で防風機能を比較したこともありましたが、結果は歴然。ウインドストッパーが風を遮断する機能はレインウェアとの比較になり得ず、ウインターシーズンの大阪~京都通勤(外気温が2℃とか…)に使い続けたのは言うまでもありません。少し値が張るな…とも思いますが、それなりの理由があるということですね。

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