【関東ツーリングスポット紹介 神奈川県 三浦半島】東京からアクセス良好な三浦半島のツーリングスポットを原付二種で巡る

掲載日:2024年08月02日 フォトTOPICS    

写真/伊澤 侑花 取材・文/増谷 茂樹

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関東近郊のツーリング先として人気が高いのが三浦半島。といっても、横須賀の辺りまで行ったことがあっても、その先までは足を踏み入れたことがないライダーもいるかもしれません。かくいう筆者もバイクで訪れるのは初めて。今回は原付二種の「ホンダ クロスカブ110」で三浦半島をゆったり巡ってみました。

【この記事の目次】
■すかなごっそ
■三崎「魚市場食堂」
■うらりマルシェ
■城ヶ島
■戸津浜海岸

農産物直売所「すかなごっそ」を出発

ツーリングの起点に選んだのは大型農産物直売所である「すかなごっそ」。横須賀市と三浦市の境の辺りに位置し、三浦半島の先端まで行くにはちょうどいい場所です。館内では地元の農産物が購入できるほか、海産物の販売や軽食コーナーもあるので、お土産購入や休憩にも適したスポットです。ちなみに「すかなごっそ」とは、よこ「すか」の大地に生まれた新鮮野「菜(な)」の「ごちそう(ごっそ)」を味わって欲しいという思いから生まれた造語だそうです。

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すかなごっそ
住所:神奈川県横須賀市長井1-15-15
営業時間:9:30~18:00(3月~10月) 9:30~17:00(11月~2月)
定休日:水曜日(祝日の場合営業)

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開放的な農道を堪能する

「すかなごっそ」を出てからは、三浦半島を縦に抜ける国道134号線(三崎街道)を進みます。三浦市三崎町に入った辺りで134号線から外れ、26号線へ。134号線を直進しても次の目的地である三崎港にたどり着くことができますが、26号線辺りからは畑が広がる気持ちいい風景が続くため、あえてこちらの道を選んで走るとその開放的な景色を楽しめます。その景色につられてさらに横道に入ってみると……。

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畑の間を通る農道を抜けていきます。原付二種でのんびり流すにはちょうどいいような道が続き、この辺りは今回のツーリングの中でもかなり気持ちいいルートでした。

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続いて目指すは三崎港。全国でも有数の生マグロの水揚げを誇る漁港としても知られています。城ヶ島が防波堤のような役割を果たすことから、天然の良港として平安時代から利用されてきた歴史があるとか。

三崎港の魚市場食堂で昼食

この日の昼食は三崎「魚市場食堂」でいただきます。その名の通り、魚市場の中にある食堂で、新鮮な海鮮を食べることができます。昼食にありつくスポットとして、これ以上の場所はないでしょう。1階には三浦三崎郵便局が入っているので、それを目印に向かいました。

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休日のお昼ごろは長い行列ができるほどの人気店ですが、この日は幸いにも並ばずに入ることができました。ただ、メニューを眺めていると、どれも美味しそうで選ぶのにかなり時間がかかりました……。結局、人気No.1の「市場の日替わり刺身と焼き魚の定食」を選択。実際に目の前にすると、メニューの写真よりボリュームがあって驚かされます。

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当日の市場の日替わり刺身はマグロ・サーモン・エビ・ハマチ、焼き魚はマグロのカマでした。ツーリング先で魚市場の食堂に入るのは、美味しいものにありつくのに鉄板の方法です。場所によって記憶に残る味は変わってきますが、三崎港はやはりマグロの刺身が絶品で、ツーリングから数日経った今でもこの味が記憶に残っています。次に来たときは、マグロの角煮やマグロカツなども食べてみたいところです。

三崎「魚市場食堂」
住所:神奈川県三浦市三崎5-245-7 三崎水産物地方卸売市場2階
営業時間:月・水・木・金 6:00〜10:00、11:00〜14:30 土・祝日 6:00〜10:00、11:00〜15:30 日 5:00〜10:00、11:00〜15:30
定休日:火曜日

うらりマルシェでお土産を選ぶ

マグロが美味しかったので、お土産も購入したいと食堂のすぐ近くにある「うらりマルシェ」に立ち寄ることに。1階が「さかな館」、2階が「やさい館」になっていて穫れたてのマグロや野菜を買うことができます。店内にはマグロをはじめ、地魚や水産加工品、惣菜などが並び、こちらも目移りしてしまう充実ぶり。購入したものは郵送してもらうこともできるので、バイクに積んで持ち帰る必要がないのもありがたいところです。

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うらりマルシェ
住所:神奈川県三浦市三崎5-3-1
営業時間:さかな館 9:00〜17:00(日曜は7:00〜17:00)やさい館 10:00〜17:00(土日は9:00〜17:00)
年中無休

橋を渡って城ヶ島へ

三崎港まできたのなら、三浦半島の先端にある城ヶ島にも渡ってみます。島には城ヶ島大橋という橋を通って向かいます。以前は有料だったようですが、今は無料になっているのもうれしいところ。もちろん、原付二種でも渡ることができます。

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城ヶ島大橋は全長575m。高さもあり、海を見渡しながら走るのは爽快でした。城ヶ島に渡ると、その一部は県立の城ヶ島公園になっていて、その中には安房埼灯台やピクニック広場などもあります。公園の駐車場にバイクを駐め、徒歩で景観スポットとして知られる「馬の背洞門(うまのせどうもん)」に向かってみました。

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この日は暑かったので、日向を歩くのはちょっとツラい……。ところどころにある木陰がありがたく感じました。歩いて15分ほどと、そこそこ距離もあるので、徒歩で向かうのであれば帽子と飲み物くらいは持って行ったほうがいいかもしれません。

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途中にはウミウ展望台と呼ばれる景色のいいスポットもあり、県指定の天然記念物である渡り鳥ウミウの生息地が望めます。残念ながら、ウミウが渡来するのは10月下旬ごろということで、この日は見られませんでしたが、人を寄せ付けないような切り立った崖に営巣するとのこと。

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「馬の背洞門」は岩が長い年月のうちに波によって削り取られ、天然のアーチのようになった場所。アーチの向こうに海が見える眺めは、なかなかお目にかかれないものです。この日は平日でしたが、それでも何組もの観光客が足を止めて景色に見とれていました。

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海沿いのルートを走る

城ヶ島を後にして、次なる目的地は剱埼灯台(つるぎさきとうだい)。海沿いのルートは眺めも良く、潮風を感じながらツーリングを楽しめました。途中、橋の上から大きな風力発電の風車が見えるポイントでは、その迫力に思わずヘルメットの中で声が出てしまいました。

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残念ながら、剱埼灯台にはバイクではアクセスすることができませんでした。バイクを駐められる場所も見当たらなかったことと、暑い中歩くのも大変そうだったため、目的地を変更。穴場的な海岸に向かうことにしました。

細道を抜けた先にある、戸津浜海岸

その海岸とは、戸津浜海岸と呼ばれる場所。かなり細く、曲がりくねった農道を走らなければ到達できないスポットです。途中の道も舗装は決してきれいではなく、最後は未舗装路、それもかなり荒れた場所を走る必要があるため、「クロスカブ110」でなければ諦めて引き返していたことでしょう。といっても、Uターンするのも大変そうな細い道なので、向かうのであればくれぐれもご注意を。

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そのかわり、たどり着くと人はほとんどいない、文字通りの穴場スポットなので、一人で海を眺めたいような気分のときには最高です。到着したときは、すでに夕方になっていましたが、夕暮れの海も雰囲気があっていいリフレッシュになりました。家の近くにあったら、仕事で疲れたときに訪れたくなりそう。

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海岸の先には岩場もあったので、歩いて行ってみます。岩場に腰掛けて風を感じながら海を眺めていると、色んなストレスが溶けていくような気分に。夕方なので風も涼しく、ツーリングの締めくくりには最適のスポットでした。

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今回は「クロスカブ110」が相棒でしたが、原付二種だと排気量の大きなバイクと違って、気軽に止まったりUターンしたりできるのがメリット。ちょっとした未舗装路も走ることができるので、今回のような隠れ家的なスポットを探すには最適な乗り物でした。ツーリングというと、なんとなく大きなバイクで行くものと思われがちですが、小さな排気量にはそのマシンなりの楽しみがあるので、ぜひ皆さんも出かけてみてください。

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