掲載日:2021年04月13日 フォトTOPICS
取材協力/日本自動車輸入組合 写真/小松 男・バイクブロスマガジンズ編集部 文/小松 男
しばしばバイク・クルマ関係のイベントが行われている大磯プリンスホテルのロングビーチ駐車場にて、去る2021年4月7日(水)~8日(木)の期間開催された第6回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会。インターネットや雑誌媒体など様々なメディア関係者に向けて行われる試乗および展示会であり、世界中の主要バイクブランドの最新モデルに触れることができるものだ。今回は2年ぶりの開催となったこともあり、多くのメディアが押し掛けた。ここではアメリカンモーターサイクルブランドの雄、インディアンモーターサイクルのブースをフィーチャーする。
一昨年来猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、世界各国のモーターサイクルショーが中止となってしまったが、レースなどは無観客などの対策をして開催されるものもあった。そのような中で話題となったのが、アメリカのラグナセカで行われた新しいレース『キング・オブ・ザ・バガーズ』だ。コークスクリューコーナーを有する難コースとして知られるラグナセナを舞台に、300キロ近い車重のバガーバイク(サイドバッグを装着したクルーザー)で競うダイナミックなレースなのだ。その栄えある第一回チャンピオンに輝いたのがインディアンのチャレンジャーなのだ。
今回のJAIA試乗・展示会のインディアンブースには、そのチャレンジャーはもちろん、人気のフラットトラックモデルFTR1200、そして今年誕生100周年を迎えたのを機にフルモデルチェンジが施された新型チーフなど、注目のモデルが目白押しとなっていた。
アメリカで高い人気を持つAMAフラットトラック選手権において、ハーレーや日本勢を抑えて4連覇を達成したインディアン。実際にレースで戦っているのはFTR750というスペシャルレーサーモデルなのだが、そのDNAを受けて市販化されているのがFTR1200と言っても過言ではない。4グレード展開されているFTRの中で、オフロード色が強くされたFTRラリーに試乗した。跨った当初はやや大柄に感じた車体は、走り出すと羽を持ったかのように軽快に動く。アップライトなポジションはストリートで扱いやすく、1200ccのVツインエンジンのトルクを存分に楽しむことができた。ビッグオフと言うよりはストリートスポーツという雰囲気であり、ライバル不在の独特な乗り味は一度経験すると病みつきになってしまう。6月までにオーダーすると、専用のタンクバッグやサドルバッグ、リアラックなどの純正アクセサリーがプレゼントされるぞ。