ニンジャ250が2013年モデルとして登場

掲載日:2013年01月28日 フォトTOPICS    

文/田中 善介  写真/土山 亮  取材協力/株式会社カワサキモータースジャパン

2012年型までのニンジャ250Rを実質的に“型落ち”へと追いやってしまったと言えるほど、最新のニンジャ250は洗練されている。扱いやすい排気量と車体で、日常での使い勝手はもちろんのこと、エンジン回転数を上げていったときの加速感や車体パフォーマンスも、スポーツモデルと呼ぶに相応しい実力を備えている。

250クラスの正統派ロードスポーツモデル
ニンジャ250がさらに進化して登場

ニューモデル不在の時代が長かったカウル付250ccクラスのスポーツモデルカテゴリにおいて、フルフェアリングをまとって登場したニンジャ250Rは、他メーカーはもちろん多くのバイクファンから注目を集め、市場に活気を与えた立役者となりました。その後、現行モデルとして継続販売されながら4年以上が経過し、2013年モデルではよりスポーティなスタイリングへと様相を変え、走行性能もブラッシュアップし、ネーミングを『Ninja 250』と改めて登場しました。またABSを装備する『Ninja 250 ABS Special Edition』(税込60万3,000円)もラインナップに加わり、このカテゴリにおいてさらにハイグレードな存在となっています。

発売はABS無しのスタンダードモデル『Ninja 250』(税込53万8,000円)と、そのスペシャルカラーである『Ninja 250 Special Edition』(税込55万3,000円)が2013年2月1日、次いでABS装備モデルの『Ninja 250 ABS Special Edition』が2月15日より開始となります。

フォトTOPICS(写真点数/20枚)

01カワサキ 2013年モデル Ninja 250 Special Edition(ライムグリーン×エボニー)

02カワサキ 2013年モデル Ninja 250 Special Edition(ライムグリーン×エボニー)

03カワサキ 2013年モデル Ninja 250 Special Edition(ライムグリーン×エボニー)

04カワサキ 2013年モデル Ninja 250 Special Edition(ライムグリーン×エボニー)

05カワサキ 2013年モデル Ninja 250 Special Edition(ライムグリーン×エボニー)

06カワサキ 2013年モデル Ninja 250 Special Edition(ライムグリーン×エボニー)

07カワサキ 2013年モデル Ninja 250 Special Edition(ライムグリーン×エボニー)

08ガラリと印象が変えられたフロントマスクは、ニンジャシリーズ大排気量モデルの流れを汲む顔つき。もちろんこのデュアルヘッドライトは夜間走行時に十分な明るさを確保し、安全面にも寄与している。

09新設計のメーターパネルは、大型のアナログタコメーターを中心に各種インジケーターを左右に配して、速度計や時計、燃料計、デュアルトリップメーター、オドメーター、「eco」マークなどを右下のマルチファンクションLCDスクリーンに表示。

10燃料タンクは先代同様17リットル容量のまま、シャープでエッジの立ったデザインワークが施されている。

11セパレートタイプのシートデザインも新設計。シート高は先代の775mmから785mmへと10mmアップしたが、足を下ろす際の動作を考慮して、前方部分の幅を狭く、絞り込んだ形状となっている。

12じつは2段式で“隠し部屋”があるリアシート下のコンパートメント。上段にはETC車載器用のスペースがあり、テールレンズ側のつまみでフタを持ち上げた下段スペースには、車載工具とU字ロックが格納できるようになっている。生産国はタイでも日本人ならではの意匠が光る部分。

13よりコンパクトでシャープな印象となったテール周り。これもニンジャシリーズに共通するデザインワークのひとつ。前後ウィンカーはクリアレンズとオレンジバルブの組み合わせ。

14ZX-14Rのスタイリングを踏襲するフェアリングは、エンジンやラジエターの放熱をライダーから遠ざけ、効率的に排出するよう機能的にデザイン。エンジンそのものは先代とはほとんどベツモノと言えるくらい細部にまでアップデートの手が加えられている。クラッチカバーには“Kawasaki”ロゴの刻印が。

15サイレンサーは円形断面形状の筒状から異形断面形状のショートスタイルに変更され、十分なバンク角を確保。これだけでもスポーティなイメージが強められている。

16ラバーを廃したアルミ製フットペグは、足の裏にダイレクトなフィーリングが伝わるので、スポーツライディング時の操作性向上につながっている。まるでヤスリの歯のようなペグのスリット形状は滑り止め効果も高く好印象。

17250ccクラスのスーパースポーツキャラクターでありながら、タンデムステップはかなりしっかりとした作り。フットペグは形状もスリットもライダー側とは異なるデザイン。

18ABS装備のスペシャルエディションは、写真の「パッションレッド×パールスターダストホワイト」の他に「メタリックムーンダストグレー×エボニー」という2カラーがラインナップ。

19ZX-14Rスタイルの新設計10本スポークホイールには、片押し2ポットキャリパーに前後ペタルディスク、そしてABS装備車両にはABSセンサーが備わる。重量775gという軽量コンパクトなニッシン製ABSユニットは燃料タンク下に配置。作動時はキックバックがライダーに伝わるわかり易い味付け。

20リアホイールのリムサイズが3.50インチから4.00インチに変更されている。エンジンパフォーマンスの向上にともなうタイヤサイズのワイド化が理由だが、直進安定性や見た目の迫力にも貢献しているし、細いタイヤにありがちな挙動も抑えられているので、“手抜き走行”もラクチンだ。

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