掲載日:2017年11月26日 ROAD RIDER アイテムレビュー
写真/前川健彦 文/大屋雄一
2ストのレーサーレプリカ、中でも後方排気のTZR250(3MA)は、特にマニアックな車種として知られている。定番のカスタムパーツであるチャンバーは、一般的な前方排気よりも管長が短くなりがちで、しかもリアタイヤとのクリアランスも考慮しなければならないなど、設計が実に困難なのだ。
そんな3MA向けに、ケイツー・テックが新作のチャンバーを3種類、同時に発売した。ラインナップに共通するのは、ストリート向けであるということ。高回転高出力が求められるサーキット用とは異なり、狙いはあくまでも低~中回転域でのトルクとレスポンスの向上。街乗りで使うのであれば、キャブセッティングを変更する必要はないという。ちなみに、高速などで高回転域を維持するような走り方をするのであれば、メインジェットを上げることをお勧めする。
ラインナップはステンレスとスチールに大別でき、前者には鏡面仕上げも用意。いずれもコストパフォーマンスの高さが特徴だ。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
精度の高いフランジが排気漏れをシャットアウト。振動対策としてチャンバー本体との接続にはスプリングジョイントを採用する
写真はラインナップ3種の中で最も高額な鏡面ステンレス。素材はSUS304で、表面を磨き上げる
シンプルかつスリムなサイレンサー。テールカウルの穴からエンドパイプだけが飛び出す寸法だ
後方排気という特殊なエンジンレイアウトゆえ、効率良く管長を稼ぐことができない3MA。テールカウルで隠してしまうのが惜しいほど、見た目にも美しい製品だ
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