掲載日:2017年06月08日 ROAD RIDER アイテムレビュー
写真/前川健彦 文/大屋雄一
国内外の優良パーツを幅広く取り扱うダートフリークのオリジナルブランド、ジータからオンロード車を対象としたチタン製のアクスルシャフトが発売された。
材質はTi-6AL-4V、いわゆる64チタンである。純正の鉄製アクスルシャフトより高強度となり、路面からの情報をダイレクトに感じ取れるようになる。一方、剛性や弾性を表すヤング率は鉄やクロモリ鋼の約半分で、しなりやすいわけだが、このしなりが適度なサスペンション効果を生み出し、高強度化で増えた路面からの情報をソフトに伝達してくれるのだ。
ラインナップは、リッタークラスのスーパースポーツとフラッグシップが中心で、現在、ドゥカティのパニガーレ用を開発中とのことだ。残念ながらMFJのレギュレーションにより、主なレースではチタン製のアクスルシャフト(ホイール・スピンドルと呼称)は使用不可だが、それ以外であれば問題なし。乗り味の変化がすぐに体感できるので、ぜひ試してほしい。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
ゴールドに輝くジータのチタン製アクスルシャフト。材質は通称64(ロクヨン)チタンと呼ばれるもので、引っ張り強度はクロモリ鋼に匹敵する900~930Mpaとされる
シャフトは中空で薄肉化されている。また材質自体も軽いので、大幅な足まわり軽量化が可能
ナットとクリップも同梱する
ジータではチタンのボルトやナットも豊富にラインナップ。ブレーキ関係だけでもブレーキディスクの固定ボルト、マスターシリンダーのピンやクランプ、ブリーダーなど。詳しくは公式サイトで
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