掲載日:2017年01月13日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
2013年にこのコーナーで紹介したことのあるガービング。1976年に創業したアメリカの電熱アパレル専門メーカーで、このときはレザーグローブをピックアップした。今回取り上げるのはインナージャケットとパンツで、メイン商材である前者は2014年にマイナーチェンジを行っている。
具体的には、表地をより薄くて耐引き裂き強度に優れるナイロンに変更し、前身頃にあったポケットを省略。さらにエリ裏の色を赤→黒にしたり、袖口と裾のリブニットを廃してシンプルにするなど、よりインナーとしての着心地を高めている。
ヒーターそのものは従来から変更なし。特許技術であるマイクロワイヤテクノロジーは、従来の銅線や炭素繊維ワイヤなどで発生しがちな断線をほぼ皆無とし、さらに軽量で着心地がよく、すぐに温まるなどの特徴を有している。電力は車両の12Vバッテリーから得る方式で、気温0度の環境下においてもヒーターの最高温度は57度に達するのだ。
ジャケットとパンツ以外にも、以前紹介したようなグローブやインソールなども用意されており、真冬でもまるでコタツに入っているかのような温かさを実現。上下セットとコントローラーで合計金額は9万円に迫るが、極寒期にもガンガン走る人にとっては納得の買い物だろう。
[ DETAILS ]
両胸、背中、エリ、袖にヒーターを内蔵。ガービングでは約12ミクロンの高弾性ステンレス鋼を数十本まとめてパッド状に成形したものをヒーターとして使用し、断線をほぼ皆無とした
ガービングの12V製品はバイクのバッテリーから電力を得る。オンオフスイッチ(3,024円)や温度コントローラー(6,588~1万2,960円)は別売となる
パンツはヒザ上からヒザ下、そして太ももの側面にヒーターを内蔵する
接続するアイテム数に応じて付属のヒューズを差し替える。写真のコントローラーと専用ケース(左)は別売だ
[ SPECIFICATIONS ]
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