掲載日:2015年12月24日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
バイクの交通死亡事故における損傷主部位で、頭部に次いで2番目に多いのが胸部だ。この現実に危機感を覚えるRSタイチは2015年の東京モーターサイクルショーで画期的な胸部プロテクターを発表した。ヨーロッパCE規格のレベル2をクリアしたものの中では、世界最薄&最軽量という商品で、それを実現したのはテクセルと呼ばれる特殊なハニカムコア材だ。水よりも比重の軽いポリプロピレン樹脂を連続成形技術によって加工。同じ剛性を金属で得るにはアルミなら約3倍、スチールなら何と約7倍(!)もの重さになってしまうというから驚きだ。
当初は、同社のCPS(チェスト・プロテクター・システム)と呼ばれるボタンを採用したジャケットのみに取り付け可能だったが、このたび単体で装着できるベルトタイプも新登場。これなら他社製ジャケットとも組み合わせることが可能だ。
また、この装着ベルトは単品でも販売(3,024円)されることが決定した。本体との取り付けにはCPSを使うので、RSタイチが従来から販売中の2タイプの胸部プロテクターも装着が可能となる。
本体は非常に薄いので、タイトなジャケットを組み合わせても窮屈になりにくい。死亡事故を減らすためにも多くの人に着用してほしい。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
本体は黒と白の2枚構成で、これを2本のベルクロベルトで1組としている。高さ200mm、幅260mm、厚さ17mmで、公称重量は200g。素材は熱可塑性樹脂(ポリプロピレン)で、これを連続成形によりハニカムコア材へと加工した
本体とベルト部の接続には写真のボタンを使用。これはCPSと呼ばれ、対応したジャケットであればベルトを使わずに本体のみを装着することが可能
センターのベルクロベルトも長さをアジャストでき、肩甲骨に沿うようにぴったりとフィッティングできる。調整範囲が広いのもこのベルトの長所だ
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