掲載日:2015年02月24日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
SHOEIのオープンフェイスにおける代表格、Jフォースが約7年ぶりにフルモデルチェンジした!
ここまで先代“III”を変えずにいたのは、完成度が高かったからにほかならない。ゆえに、新型“IV”を開発するにあたり、そのハードルは相当な高さだったはずだ。エッジを効かせたシャープなスタイリングからも、先代とは異なるアプローチで取り組んだことが窺い取れもする。
そのコンセプトは“コンパクト&ライトウェイト”で、全3サイズのシェルを設定。一新されたデザインによって空力特性を改善したほか、ベンチレーション性能についてもサイドアウトレットを追加するなどして、大幅に高めている。シールドはJクルーズで実績のあるCJ-2で、これは先代CJ-1よりも下端が長く、部分的に曲率や厚みを変化させ光学特性を高めているのもポイントだ。
一方で内装も一新された。SHOEI独自のフルサポートインナーはタイプIVとなり、フィット感や静粛性が大幅に進化。さらにセンターとチークパッドの表地を東レの吸放湿性素材キュープとして吸汗性も大幅にアップ。さらに防曇効果を約2・5倍高めたピンロックシートEVOも標準装備するなど、気温の上下に対する視野確保にも配慮。インナーサンバイザー付きのJクルーズよりも軽量コンパクトという。
まさに7年分の想いが込められた、高品質なオープンフェイスの誕生だ。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
先代比でドラッグ2%、リフト5%の空力向上に成功し、さらに静音性も高めた新型帽体。別パーツのサイドアウトレットは、カラーによって帽体と同色またはハニカムパターンとなる
吸汗したおでこの内装パッドへと走行風を導くフロントエアインテーク
内装も一新。チークパッドは内部のウレタンフォームを刷新し、耳部分には取り外し可能なパッドを装備する
シールドベースには可変軸ダブルアクション機構を採用。シールド下端が延長されたほか、防曇効果が約2.5倍高まったピンロックEVOを標準装備する
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