掲載日:2014年10月28日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
カワサキの純正部品販売で有名なインターナショナルトレーディングムラシマ。旧車パーツも広く扱っているので、利用した読者も少なくないだろう。そんな同社が、空冷Z系のコンプリートエンジンの販売を始めたのでお知らせしておこう。
同社は、5~6年ほど前からリビルドキャブの販売やICイグナイターの修理を始めていた。一方で、要であるエンジンも同様に取り扱いたいと考えながら、海外の有力なエンジン専門リビルドメーカーと協議を繰り返してきた。そしてこのほど、スタート時の価格を100万円以下に抑えるメドが立って、サービス開始に踏み切ったそう。エンジンはすべて分解した後、ピストンやバルブといった消耗パーツのほとんどを交換。さらに、クランクのバランス取りやシリンダーヘッドのひずみ修正、外観の再塗装など、新品以上のパフォーマンスと美しさが与えられる。
ラインナップは、Z1、KZ900、KZ1000の3種類で、初回のみ10基限定だが、今後は受注次第エンジンを組み上げるという。価格についても、Z1の場合で88万円~となっており、リビルドエンジンとしてはかなりお買い得な設定だ。
カワサキとの強いつながりを持つムラシマだけに、安心感は非常に高い。長く乗りたい人は要注目だ。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
ピストン関係(リング、ピンなど)はすべて交換。シリンダーライナーも打ち替えられる。これにより排気量は純正よりも大きくなり、車検証の記載変更手続きが変更となるので注意
シリンダーヘッドはひずみ修正をはじめ、青銅素材のバルブガイド打ち替え、バルブ交換、強化バルブスプリング採用など。カムチェーンは椿本製
ミッションまわりもすべてチェック対象。クランクはバランス取り済み
古い塗装を剥離後、新たに耐熱&耐腐食塗装が施される。なお、エンジンのカバー類はすべてバフ加工される
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