掲載日:2013年08月06日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
ボディ内部を二重構造とすることで、減衰力が発生するまでのタイムラグをほぼゼロとし、さらに圧側と伸び側の減衰力調整を完全に独立させることを可能とした、オーリンズの画期的なリヤショックがTTXである。トップカテゴリーのレースにも使われているこの最新鋭ユニットが早くもマイナーチェンジした。
Mk.II と名付けられた新型の最大のポイントは、減衰力発生の要となるバルブが新しくなり、合わせて調整段数がそれぞれ20段から25段へとワイドになったことだ。これは難しいサスセッティングを詰める上において有益な進化と言えるだろう。
ここに紹介するのは、カワサキのZZR1400とZX-14R用のTTXだ。基本構造は他のモデル用と変わらないが、メガスポーツの高荷重に耐えられるよう、ピストン径をφ36mmからφ39mmへと大きくしたのが特徴だ。ふたつの減衰力調整ダイヤルは上部に並び、プリロードは遠隔式アジャスターで調整可能と、イジりやすさもポイントだ。
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