掲載日:2013年07月02日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
高品質なコンプリートカスタムを製作するため、フレーム修正や内燃機加工など、通常であれば専門業者に依頼するような作業までをすべて自社内で手掛ける、栃木のブルドック。ユーザーの理想を具現化するべく掛けられる手間は想像以上であり、その過程で開発されたパーツがオリジナル商品として販売されていることは、空冷Zオーナーであればご存じの方も多いことだろう。
そんなブルドックのパーツラインナップに、Z用のクロスミッションが加わった。6月号の巻頭特集でも、同店代表・和久井さんが予告していた製品で、ポイントはチューンしたZエンジンにおける、5速ギヤでの早すぎる吹け切り感の解消にある。また、合わせて1~4速ギヤの変速比も見直し、現行モデルとまったく同じ感覚で使える5速クロスミッションになっているという。
その製造は国内で行われ、ドッグのアンダーカットなども当然のように実施される。ブルドックが出すだけに作り込みはハイレベルである。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
総削り出しで製造されるブルドックのクロスミッションキット。STDの変速比=①3.167、②2.188、③1.667、④1.381、⑤1.217 に対して、このキットの変速比は ①2.533、②1.833、③1.429、④1.174、⑤1.040 となっている
ギヤ抜けを防ぐため、ドッグの当たり面を斜めに加工するアンダーカットが施されている。STDのミッションを後加工するよりも強度が高いのが特徴であり、特にチューンナップによって出力が増したエンジンには有益である
キット内容は各ギヤとシャフトのみであり、ベアリングはSTDを流用する
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