掲載日:2012年07月03日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
’00年、オーナー兼ライダーの鶴田竜二選手が立ち上げたトリックスターレーシングは、翌’01年から同ブランドでのオリジナル製品を販売開始。チームは’04年から鈴鹿8耐にも参戦し、’09年には準優勝するなど、トップ争いの常連へと成長。そして今年も“エヴァンゲリオンRT 初号機トリックスター”としてJSBにエントリー、活躍が期待される。
「カワサキ車にこだわり、ロードレース業界でカワサキ車の地位向上に努める」ことを信念とするトリックスターだけに、車種別専用のオリジナルパーツはすべてカワサキ車用ばかりだ。知り尽くしているからこそのこだわりが、そこかしこに溢れており、カワサキファンに強く支持される理由が分かるというものだ。今回紹介するバックステップは、同社の主力商品のひとつ。素材にはジュラルミンを使い、多くの機種でポジション可変式を採用しており、例えばZX -10R用(上写真の手前、ペダルがシルバー)なら、0mmバック/25mmアップ~15mmバック/40mmアップまで、5つのポジションから好みの位置にバーを移動できる。そして、ベースプレートとサブプレートの段差が少ないこともトリックスター製の特徴のひとつ。国内ブランドゆえに、補修部品が入手しやすいのも嬉しいバックステップなのだ。
スタンドの支点はボールジョイント式となっており、向きや角度の調整が自由自在。値段が手頃というのも見逃せないポイントと言えよう。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
ベースプレートに対してサブプレートの取り付け場所を変えることでバーの高さ&後退量が変更可能。ZX-10Rは5ポジション、ZZR1400/ZX-14R用は4ポジションから選べるのがポイントだ
バーは操作性に優れた固定式で、ソールにがっちりと食い付くように深いローレットが刻まれる。下面をカットしたデザインは、転倒した際にバーが途中で折れることでプレートを守る
ペダルは同軸式。剛性面で不利とされるが、そこは硬質な素材でカバー
ペダル踏部にはラバーを使用。ソールとの相性がよく、操作性に優れる
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