掲載日:2012年04月03日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
モトクロッサーやエンデューロマシンなど、オフ車用パーツを数多くラインナップするジータから、機能的なビレットレバーが登場した。
ジータは以前から、FIM規定に合致させたフライトレバーという商品を販売していた。これはSBKレーサーにも使われることを前提とした製品で、レバーに6個ものベントホールが設けられていた。これをストリート向けにアレンジしたのがこのパイロットレバーで、上下方向への可倒機構など基本設計はそのままに、価格を引き下げているのがポイントだ。さらに嬉しいのは、ワイヤ作動のクラッチ側にもアジャスターノブが追加されていること。「これがほしかった!」というライダーは少なくないはずだ。また、前方向にレバーが倒れることで力を逃がし、内蔵スプリングによって自動的に復帰するシステムも採用されている。
CNCによって360度全面切削されたレバーは、機能美すら漂わせる。この内容で1本8190円はかなりリーズナブルといえるだろう。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
グリップからの距離を微調整するアジャストノブ。近年のスポーツモデルでは、ブレーキ側は純正でも採用が当たり前になったが、クラッチ側はワイヤ作動の機種では1000ccのスーパースポーツですら、めったに見られない機能。なお、調整段数は20段と細かい
ピボット部とレバーはこのように接続されており、上下方向へ倒れるのを可能としている。なお、レバーは補修パーツが用意されている(各4200円)
超高速域での風圧でレバーが押されるのを防ぐ大型ベントホール。CNCマシニング加工による造型が美しい
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