掲載日:2019年05月07日 試乗インプレ・レビュー
取材・文・写真/野岸“ねぎ”泰之
近年、若年層を中心に盛り上がりを見せているのが250ccクラスのロードスポーツだ。その人気の一翼を担ってきたヤマハのYZF-R25がマイナーチェンジを行った。その内容は、よりスポーティかつ高級感を増した、と言えるものだ。
順に変更点を見てみよう。まずフロントカウルとスクリーンが新デザインに変更された。前モデルもスポーティではあったが、よりエアロダイナミクスを追求したものとなり、YZF-R1やR6と同様のMotoGPマシン「YZR-M1」を思わせるM字ダクトを採用したデザインとなった。同時にヘッドライトも新たにLEDを採用している。周囲ににらみをきかせるような、なかなか迫力のある面構えだ。
タンク&タンクカバーのデザインも変更され、タンクトップ位置は前モデルより20mm、ハンドル位置も22mm下げられている。タンクの左右幅も最大31.4mm広げられた。これにより、サーキットなどではより前傾姿勢を取りやすく、ニーグリップもしやすくなった。
足まわりでは、フロントサスペンションを新たに倒立タイプとすることで、剛性バランスの最適化とコーナーリングやブレーキング時の接地感の向上をはかっている。また、メーターもフル液晶タイプに変更されバーグラフタイプのタコメーターやシフトタイミングインジケーターなどの表示が、レーシングイメージを高めている。
エンジンやフレームは従来と同様ながら、全体的にスポーティで高級感を増し、利便性や使い勝手もより向上させた、フルモデルチェンジと言ってもいいぐらいの大幅なマイナーチェンジとなっているのだ。
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