掲載日:2018年06月26日 試乗インプレ・レビュー
取材協力/ヤマハ発動機
取材・文/青木タカオ 撮影/森下光紹
重量物をより低い位置に集中させ、ステアリングヘッドを高い位置としたことで、軽快なハンドリングを生み出す車体設計。前後17インチの足まわりにセットされるサスペンションは、バネレートと減衰特性が見直されている。また、シートも形状を新たにし、着座面積を従来比で約30%拡大。ロングライドでの疲労度を軽減し、ライディングポジションの自由度も向上した。
スリムながら、エアスクープの張り出しや筋肉質なボディがアクセントとなって存在感を示すフロントビュー。ヘッドライトは吊り目が強調され、アグレシッブなフロントマスクに。単調な面構成だったテールライトまわりも、エッジの効いたレイヤー構造となって、より引き締まって見える。なんと言ってもこのスリムさが、都会派に嬉しい。取りまわししやすく、停めておくのにも有利なのは言うまでもないが、見ているだけでも俊敏で、ストリートにもよく映える。
若者たちから生まれたストリートカルチャーやライフスタイルのイメージをバイクに転嫁し、生み出されたシンプルでスリムな車体。低く構えたヘッドライトからガソリンタンク、そしてシートカウルへと流れるダイナミックなラインでスポーツモデルらしさを車体上側で演出し、下側はエンジンから駆動輪へと伝わるパワーフローを力強く表現している。ヤマハではこの二段構成のデザインワークを「ダブルデッキ・ストラクチャー」と呼ぶ。
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