【ニンジャH2 SX SE】スーパーチャージャーを手なづける。これはもはや進化型H2だ

カワサキ ニンジャ H2 SX SE 特徴

エンジンと車体のすべてを
ツアラーとして最適化

Ninja H2 SX SEはH2をベースに日常域での扱いやすさとツーリング性能を高めたスポーツツアラーである。エンジンはパワーと燃費性能を両立させるために圧縮比を大幅に高めて過給圧を最適化したバランス型スーパーチャージャーを採用。燃焼室、カム、吸排気システムも変更することで低中速回転域での力強いトルクと優れた燃費性能を実現しているのが特徴だ。シャーシはH2譲りのトレリスフレームで、タンデムライディングや荷物の積載も考慮した新設計タイプとなり片持ちスイングアームも15mm延長。ホイールベースも25mm延長することで、パニアケースを装備した高速走行での安定性を確保している。

足まわりについては、サスペンションには前後フルアジャスタブルタイプを採用。ライダーの好みや走行状況に合わせた設定が可能で、リアにはリモートプリロードアジャスターを装備することで簡単なセッティング変更を可能としている。また、ブレーキはフロントにラジアルタイプのキャリパー＆マスターシリンダーを装備して優れたブレーキ性能を実現すると同時に、ピッチング動作および旋回中のブレーキ制御を行うKIBS（Kawasaki Intelligent anti-lock Brake System）を装備。タイヤもリア側を H2よりワンサイズダウンの190/55とするなど軽快なハンドリングを得ている。

電子制御も進化した。3モードから出力選択が可能なパワーモードや3段階のトラクションコントロールが選択できるKTRC（Kawasaki TRaction Control）、最新のクルーズコントロールシステムを採用することで快適なツーリングを実現。さらにSE専用の装備として、ステンレスメッシュのブレーキホースや切削加工の鍛造ホイールを採用。シフトアップ＆ダウンに有効なクイックシフターや全開発進が可能なローンチコントロール、フルカラーTFT液晶メーターや大型ウインドスクリーン、LEDコーナリングライト、プレミアムシートを装備するなどワンクラス上の高級感と快適性を実現している。