掲載日:2018年04月06日 試乗インプレ・レビュー
取材協力/Husqvarna Japan 取材・文/伊丹 孝裕 写真/Husqvarna Japan
ヘッドライトとテールライト、そしてウインカーにはLEDを採用。丸型ヘッドライトにはその形状に合わせたデイタイムライトが配置され、ハイビームとロービームは上下に分割して備えられている。
LCDディスプレイによるシンプルな単眼メーターを装備。WP製フロントフォークの減衰力は左右で独立し、右側でリバウンドを、左側でコンプレッションを調整することが可能だ。調整幅はそれぞれ28段階。
燃料タンクフィラーキャップには機械加工が施され、高い質感を誇る。このブロンズカラーは古き良き時代のモデルにも採用されていたものだ。タンクの容量は12リットル(2.5リットルのリザーブ含む)。
フロントブレーキにはブレンボ製のφ320mmディスクとラジアルマウントされた4ピストンキャリパーが組み合わせられ、ボッシュ製のABSが制御。タイヤはブリヂストン製のバトラックスS21が標準となる。
フロントと同じくWP製のリヤショックにはプリロードとリバウンドの調整機構が備わる。シフトペダルにはギヤのアップにもダウンにも対応するオートシフターを標準装備され、その作動精度は極めて高い。
シートにはMOKKAレザーと呼ばれる表皮が採用され、内包された高品質ウレタンフォームとともにライダーの下半身をしっかりホールドしてくれる。一見シングルシートに見えるがタンデムも可能だ。
シャープなスタイリングに貢献しているスチールマフラーにはブラックコーティングが施されている。エンジン下部にはプリサイレンサーが設けられ、高い消音性と排ガスのクリーン化を両立している。
パウダーコートが施されたクロモリフレームに単体重量43.4kgの水冷OHC単気筒エンジンを搭載。これらはKTM・690DUKE/Rから踏襲されたものだが、独自のディメンションとセッティングを持つ。
ハスクバーナの伝統と歴史はロゴマークに見て取ることができる。これは銃口と照準器、王冠をモチーフにデザインされたもので、かつて王室向けの銃器メーカーとして設立されたことを今に伝えている。
価格(消費税込み) = 135万5,000円
※2018年7月発売予定
693ccの水冷単気筒エンジンをパイプフレームに搭載したライトウェイトスポーツ。パワーや電子デバイスに頼ることなく、その軽さを武器にコーナリングの楽しさを追求している。
■エンジン型式 =4ストローク 水冷OHC4バルブ単気筒
■総排気量 =692.7cc
■ボア×ストローク = 105.0x 80.0mm
■最高出力 =55kW(75hp)/8,500rpm
■最大トルク =72Nm/7,500rpm
■トランスミッション =6速リターン
■サイズ =N/A
■車両重量(燃料なし) =約157kg
■シート高 =830mm
■最低地上高 =140mm
■ホイールベース =1,434±15mm
■タンク容量 =12リットル(リザーブ2.5リットル)
■Fタイヤサイズ =120/70-R17
■Rタイヤサイズ =160/60-R17
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