掲載日:2018年04月06日 試乗インプレ・レビュー
取材協力/Husqvarna Japan 取材・文/伊丹 孝裕 写真/Husqvarna Japan
2015年秋にコンセプトモデルとして披露され、正式発表が待たれていたヴィットピレン701がついに走り出すことになった。ハスクバーナはモトクロスやエンデューロ、スーパーモタードといったオフロード系のカテゴリーで名を馳せてきたが、純粋なオンロードモデルをラインナップするのは久しぶりのこと。今、最も話題を集めている1台だ。
コンセプトに“SIMPLE. PROGRESSIVE.”という言葉を掲げている通り、車体は最小限のパーツで構成されているにもかかわらず、他のどのモデルにも似ていないオリジナリティを持つ。クラシックにもモダンにも見えるそのスタイリングにはスウェーデン由来の高い美意識が根づいている。
そんなヴィットピレン701の話題はデザインだけではない。なにより注目を集めているのがパワーユニットで、693cc(正確には692.7cc)の水冷単気筒エンジンをクロモリパイプで組まれたトラスフレームに懸架。ベーシックな車体構成は車重に反映され、157kg(燃料なしの半乾燥重量)という軽量ボディを実現するなど、ライトウェイトスポーツとしての高い資質が与えられている。