ヤマハ SR400
ヤマハ MT-25/MT-03

ヤマハ SR400 – 1970年代の思想を受け継ぐ偉大なるビッグシングル!

掲載日:2016年05月12日 試乗インプレ・レビュー    

レポート/中村 友彦、ロードライダー編集部  写真/徳永 茂  記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はカスタムNo.1マガジン『ロードライダー』の人気企画『New Model Impression』を再編集したものです

ヤマハ SR400 詳細写真

SR400の2次空気導入装置や燃料噴射関連の造形はいまひとつだが、トレール車のXT500をベースに開発された伝統の空冷単気筒は、1970年代とまったく同じ外観を維持。なお2000年まではSR400(87×67.2mm)とSR500(87×84mm)の2本立てだったものの、2001年以降はSR400のみが販売されている

インジェクションはミクニ製。スロットルボアはキャブレター時代の末期より1mm大きいφ34mm

SR400の触媒内蔵のマフラーはヒートガードを採用している。クロームめっきの美しさを維持できるよう、表面にはナノ膜コーティング処理が施されている。リアのφ150mmドラムは初代からずっと変わらない装備だ

1980年代中盤からメッツラーME77を標準タイヤとしてきたSR400だが、2016年型は専用設計のBT-45を導入。その結果として、浅いバンク角で少々粘りを感じるようになったものの、本来の軽快さは不変。1.85×18/2.15×18のアルミリムはDIDで、フロントブレーキはφ296mmディスク+片押し2ピストン。φ35mmフォークは国内外の旧車レースで人気を集めているパーツ

ドライブチェーンは428サイズだ

メーターまわりの構成は至ってオーソドックスSR400。セミアップタイプのハンドルはラバーマウント式

1985~1995年型ではバックステップを標準としたSR400だが、現在は初期型と同様の位置に戻っている

2016年型のSR400は往年のミニトレを思わせるカラーを採用。燃料タンク下のコックはインジェクション車では珍しい装備だ(ただしリザーブはナシ)

座布団のようなシートの座り心地は素晴らしく良好

試乗ライダー プロフィール
中村 友彦
今回の試乗でSR400の面白さを再認識した、雑誌業界20年目のフリーランス。かつてはSR400に対して、「いじってナンボ」というイメージを抱いていたものの、今回はSTDの牧歌的な魅力に大いに感心した模様

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