

掲載日:2015年11月05日 試乗インプレ・レビュー
レポート/和歌山 利宏 写真/本田技研工業 記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はカスタムNo.1マガジン『ロードライダー』の人気企画『New Model Impression』を再編集したものです
90度のシリンダー挟み角、81×48.5mmのボア×ストロークなど基本を踏襲するが、ニュウマチックバルブは一般的なスプリング式となり、シームレスミッションは通常タイプとなる。コスト面から、削り出しから砂型鋳造製となったクランクケースやシリンダーは、市販レーサーとしてMotoGPに供給されている、市販レーサー・RCV1000Rと共通だ
ブレーキキャリパーはブレンボ製で、ディスクは雨天用のステンレス製をベースにしたものとする。フロントフォークはオーリンズのTTX25で、ボトムケースに伸び圧減衰力調整ダイヤルが設けられている
スイングアームはワークスRC213Vに準じ、熟練者によってTIG溶接で組み上げられる。前後ホイールはマルケジーニのマグネシウム鍛造製でリアは16.5ならぬ17インチ。タイヤはBSのRS10だ。ステップは位置調整式を採用。前方気筒マフラーが右下出しなのもRC213Vと同様だ
カウリングがCFRP製であること、分割構成や重心から離れた部位の側面積を小さくするデザインなど、RC213Vから引き継がれる。オートクレーブ製法で、積層数は部位によって最適化されている
フォークはトップ部にプリロード調整機構を持つ。写真では見えないが、フレームのヘッドパイプは偏心カラーによる調整構造で、アンダーブラケット部にロータリー式のステアリングダンパーを備える
RC213Vのデザインを踏襲するシートは、リアフレームレスのモノコック構造で、シングル仕様。LED式テールライトを装備し、リアフェンダー、ライセンスプレート、ウィンカーはモジュール化される
ヘッドライトはLEDの2灯式。バックミラーはレバーガード風だ
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