モトグッツィ ノルジェ1200GT
モトグッツィ ノルジェ1200GT

モトグッツィ ノルジェ1200GT – 伝統を受け継ぐエンジンと現代的な装備群

掲載日:2008年07月09日 試乗インプレ・レビュー    

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

こんな方にオススメ

豪華装備とスポーツ性
二面性を楽しめるグッツィ

ベースがブレヴァV1100だけあって、ノルジェ1200GTは決して乗り難いバイクではない。独特のエンジン形式ゆえ、一般的なバイクとは異なる挙動と運動性に戸惑うかもしれないが、普通に走らせるだけなら拍子抜けするほど乗りやすい。ブレヴァV1100がこの部分を最大限に活用し、ひたすらベーシックなツーリングマシンとして構成されていたのに対して、ノルジェ1200GTはある一定の領域からスポーティな性能を発揮するようになる。そしてそこからがこのモデルの“本当に美味しい部分”だと言えるだろう。豪華装備に守られながら距離をこなし、ワインディングでスポーティな走りを堪能する。まさに理想的なスポーツツアラーだ。ブレヴァV1100がひたすら平和なツーリングを望む人向けであるとすれば、ノルジェ1200GTは、モトグッツィの奥深いスポーツ性を垣間見てみたいと望むツーリングライダーのための1台と言えるだろう。

総合評価

一度は味わっておきたい
モトグッツィのスポーツ性

1921年に創業し、現在もイタリア最古のバイクメーカーとしての歴史を刻み続けるモトグッツィ。そして、ノルジェ1200GTも採用しているクランクシャフト縦置きの90度Vツインエンジンとシャフトドライブの源流は、なんと1960年代半ばまで遡ることができるという。仮にモトグッツィが機械としての性能を合理的に追求するメーカーであったなら、この形式が現存していたかは微妙なところだ。しかし、実際にノルジェ1200GTに乗ってみると、モトグッツィがこの車体構成にこだわる理由がぼんやりと見えてくるような気がする。

高い直進性を持ち、イージーなクルージングを楽しむことも可能だが、縦置きクランクと程よい高さの重心を活かしたスポーツ走行も堪能できる。そして、それが上手く決められたときの大きな充実感。現在、同様の車体構成を採用するメーカーが他に存在しないだけに、この魅力的な2面性はモトグッツィでしか味わえないと言って良い。そのなかでもノルジェ1200GTは実に欲張りな1台だ。乗りやすさと豪華装備、そしてちょっと高めのスポーツ性、このバランスが実に絶妙なポイントに設定されている。スポーツ走行が好きなツーリングライダーにとって、長く楽しめる1台になるだろう。

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