

掲載日:2007年03月29日 試乗インプレ・レビュー
バンディット1200油冷ファイナルエディションは、ボディマウントのハーフカウルを装着する「S」と、カウルレスのスタンダードモデルの2本立て。カラーは黒のみで、前後17インチのキャストホイールはゴールドに塗られている。このクラスにしては軽い車体で、乾燥重量は212kg(Sは215kg)。20リッターものガソリンタンク容量を確保しながらも、タンクの前後長を短縮することでコンパクトなライディングポジションを形成しているのはビギナーにはありがたいはず。シート高は770/790mmの2段階調整式。ヨーロッパ市場も強く意識してきたモデルだけあって、長距離ツーリングやタンデムランも得意とするところだ。「より軽く、よりコンパクトに、より扱いやすく」をコンセプトに熟成を重ね、ライダーに疲れを感じさせない設計になっている。ビッグバイクを意のままに操る悦びを、きっと感じることができるだろう。
レースシーンでも数々の栄光を勝ち得たスズキ独自の油冷エンジン。スロットルポジションセンサー付きキャブレターを採用し、リニアなスロットルレスポンスを実現。美しいルックスも大きな魅力だ。
フロントブレーキには対向4ポットキャリパーを装備。強力かつコントローラブルな制動力を発揮する。通常のBANDIT1200/Sにはなかったが、ファイナルエディションのみにABSが奢られているのが嬉しい限りだ。
エキゾーストシステムはバフ仕上げの美しいステンレス製4in1タイプ。外径130mmの図太いサイレンサーが奏でる、重厚で迫力あるエキゾーストサウンドもバンディッドの魅力。サイレンサーの角度もなかなか。
風洞実験を重ねて開発されたハーフカウルは、軽量でコンパクト。高いウインドプロテクションで、ライダーとタンデムライダーの快適性も向上させている。ヘッドライトはタテ2灯式のマルチリフレクター。
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