掲載日:2018年12月21日 試乗インプレ・レビュー
取材協力/ACサンクチュアリー本店
試乗ライダー・文/和歌山利宏 写真/柴田直行 記事提供/ロードライダー編集部
1990年A7でフロントホイールは17インチ化され、1991年のA8から国内仕様車として市販開始。そして1999年のA12でラジアルタイヤ、フロント6ポットキャリパー、窒素ガス封入リアショックを採用、リアのリンクも見直された。試乗車は2000年型A13で、ライム×白の専用カラーリングが施されるが、基本はA12を踏襲している。
角型ライトを埋め込んだ個性的なカウリングは、ニンジャの顔である。
ハンドルはセパレート。4連式のメーターは左から水温計/速度計/回転計/電圧計。フォークオフセットは40mm。
水冷DOHC4バルブ・左サイドカムチェーンで2次バランサー装備のエンジンの基本は1984年のGPZ900R・A1以降同じ。A1は115psだったが、A7では108psに抑えられ、A8以降の国内向きはバルブタイミングや排気系の変更で86psとなっている。
ダブルシートには適度の段差が設けられるが、タンデム性はかなり良好。
キャブレターはケーヒンCVK34で、A1以降、セッティング以外は変わらない。
フロントフォークは1990年型A7以降はφ41mm(A1〜A6はアンチダイブ機構付きφ38mm)で、A12でチューブガードを追加。A7ではフロント17インチ化(ホイールは2.50-16/3.00-18→3.00-17/3.50-18)とフロントキャリパーの対向4ポット化がされ、1999年型A12では6ポット化とディスク見直しがされた。
リアは既にA1から今日的なボトムリンク式サスを採用。A12でリンクも見直され、ショックは窒素ガス封入式に。
スイングアームはアルミ製で、エンド部に備わるチェーンアジャスターは偏芯アダプターを回して調整するカワサキ独自のエキセントリックタイプ。
試乗車はACサンクチュアリーより拝借。同店は前後17インチ化などで現代化も図ったカスタムコンプリートのRCM(リアル・コンプリート・マシン)を製作。Ninja系RCMも多数製作例がある。
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