ホンダ CB1000F(2026)

掲載日:2025年12月15日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ホンダ CB1000F(2026)
HONDA CB1000F(2026)

モチーフは1979年発売のCB750F
トラディショナルな大型ロードスポーツ

CB1000Fは、1979年発売のCB750Fをモチーフとしたトラディショナルなスタイリングの大型ロードスポーツバイクです。車体の骨格には、剛性としなやかさを兼ね備えたスチール製のフレームを採用。パワーユニットはスーパースポーツ譲りの水冷4気筒をベースに、様々な場面で力強く軽快な走りを楽しめるように出力特性を変更。市街地で扱いやすいトルクと高速巡行時の落ち着いたライディングフィールを併せ持つ車両となっています。

バルブタイミングとリフト量を最適化した新設計のカムシャフトにより、エンジン出力は低回転から高回転までスムーズです。また、左右2気筒ごとに異なるバルブタイミングや、新設計のエアファンネル、3室構造のマフラーなどで、低中回転域をトルクフルにするとともに鼓動感のある重厚な排気音を追求。トランスミッションは1、2速のローレシオ化で低速時の取り回しやすさに配慮。同時に、高速巡航時のエンジン回転を低く抑えます。

フレームのシートレール部分は、積載性とタンデムライディングの快適性に配慮した専用設計です。フロントのショーワ製SFF-BP倒立フォークは、伸び側、圧側の減衰とプリロード調整が可能。リアショックは分離加圧式のシングルチューブタイプを採用。素直なハンドリングと乗り心地の向上を目指したサスペンションとなっています。また、電子制御系には6軸IMUを採用して正確な車体姿勢を検知、精度の高いコーナリングABSを実現しました。

ライディングモードは「STANDARD」「SPORT」「RAIN」に加え「USER」モードを用意。5インチフルカラーTFT液晶メーターには、スマートフォンをブルートゥースで接続できるHonda RoadSync機能を搭載。車両重量214kg、燃料タンク容量16L、シート高795mm。車体色はウルフシルバーメタリック(ブルーストライプ)、ウルフシルバーメタリック(グレーストライプ)、グラファイトブラックの3種類。車両価格は消費税10%込みで139万7,000円、発売は2025年11月14日です。

なお、上記の標準モデルのほか、ヘッドライトカウルやラジエーターグリル、グリップヒーター、クイックシフター、専用カラーステッチシートを装備した「CB1000F SE」をタイプ設定。車体色はウルフシルバーメタリック(ブルーストライプ)、車両重量217kg。車両価格は消費税10%込みで159万5,000円、発売は2026年1月16日です。

ホンダ CB1000Fのここがポイント!
  • ● スーパースポーツ譲りの水冷直列4気筒エンジン
  • ● 軽快かつ安定感のある運動性能を追求した車体
  • ● CB750Fをモチーフにしたデザインとカラーリング

ホンダ CB1000Fのライバルはこれだ!

  • カワサキ
    Z900RS

    Z1のDNAを受け継ぐクラシカルなスタイリングを採用。最高出力82kWの水冷4気筒を搭載。車両重量215kg、消費税10%込みで148万5,000円。

  • スズキ
    KATANA

    GSX1100Sカタナを原点とするスタイリングを採用。最高出力110kWの水冷4気筒を搭載。車両重量215kg、消費税10%込みで168万3,000円。

  • ヤマハ
    XSR900 ABS

    80年代レーサー風シルエットのスポーツヘリテージモデル。最高出力88kWの水冷3気筒を搭載。車両重量196kg、消費税10%込みで132万円~。


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