ヤマハ トレーサー9 GT+ Y-AMT ABS(2025)

掲載日:2025年05月13日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

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YAMAHA TRACER9 GT+ Y-AMT ABS(2025)

自動変速装置のY-AMTを採用
直列3気筒のスポーツツアラー

トレーサー9 GT+ Y-AMTは、排気量888ccの水冷3気筒を搭載するスポーツツアラーです。従来のトレーサー9 GT+に自動変速装置のY-AMT(ヤマハ・オートメイテッドマニュアルトランスミッション)を搭載したほか、すでに装備されている車体前方のミリ波レーダーに加えて車体後方にもレーダーを設置。また、この2025年型では外装デザインを変更。交通状況に合わせて照射エリアを自動調整するマトリクスLEDヘッドランプも採用しました。

エンジンの最高出力は88kW(120PS)/10,000rpm、最大トルクは93Nm/7,000rpmです。Y-AMTは、クラッチ操作とシフト操作をアクチュエーターで行うことで自動変速するシステムです。「MTモード」と「ATモード」があり、状況やライダーの好みに応じて切り替えて使うことができます。ATモードで走行中、先行車に追従するACC(アダプティブクルーズコントロール)を作動させていれば、車速の増減に合わせて変速も自動で行われます。

新たに追加となった車体後方のレーダーで実現するのは、BSD(ブラインドスポットディテクション)という機能です。後から接近してくる車両、もしくはミラーで視認しづらいブラインドスポットに車両の存在を検知すると、ミラー内のインジケーターが点灯してライダーの注意を喚起します。一方の車両前方に関しても、ミリ波レーダーによる検知で衝突のリスクを警告するFCW(フォワードコリジョンワーニング)という機能を備えています。

車両重量232kg、燃料タンク容量19L。シート高は845/860mm。リヤフレームは50mm長くなって居住性が向上。また、ハンドル切れ角は32°から35°に広がり最小回転半径が縮小。そのほか、坂道での停止や発進時にブレーキ操作をアシストするVHC(ビークルホールドコントロール)、KYBと共同開発の電子制御サスペンションなども採用。車体色はブラックとダークブルーの2種類。車両価格は消費税10%込みで198万円。発売は5月28日です。

ヤマハ トレーサー9 GT+ Y-AMT ABSのここがポイント!
  • ● 照射範囲を自動調整するマトリクスLEDヘッドランプ
  • ● ATとMTのモードから選べる自動変速装置のY-AMT
  • ● 後方車両を検知するブラインドスポットディテクション

ヤマハ トレーサー9 GT+ Y-AMT ABSのライバルはこれだ!

  • ホンダ
    NT1100

    電子式6段変速のDCTや電子制御サスペンションを採用する大型ツアラー。最高出力75kWの直列2気筒エンジンを搭載。消費税10%込みで184万8,000円。

  • ヤマハ
    トレーサー9 GT ABS

    マニュアル6段変速のベーシックモデル。ACCや電子制御サスペンションは装備されず、車両重量は227kg、消費税10%込みで159万5,000円。

  • トライアンフ
    タイガー900GT Pro

    888ccの水冷並列3気筒を搭載するミドルアドベンチャー。最高出力79.5kW、車両重量222kg。シフトアシスト装備。消費税10%込みで189万5,000円~。


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