ヤマハ MT-09 Y-AMT(2024)

掲載日:2024年10月10日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

YAMAHA MT-09 Y-AMT(2024)
YAMAHA MT-09 Y-AMT(2024)

電子制御シフトのY-AMTを採用
クラッチ操作不要のロードスポーツ

MT-09 Y-AMTは、AT限定免許で運転することができる自動変速装置付きのロードスポーツモデルです。パワフルな並列3気筒エンジンを搭載するMT-09をベースに、ヤマハが新たに開発したY-AMT(ヤマハ・オートメーテッド・マニュアル・トランスミッション)を採用。従来型のクラッチレバーとシフトペダルはなくなり、代わりに指で操作するシフトレバーがハンドル左手側に設置されました。走行状況に応じ自動で変速するATモードのほか、手動変速のMTモードで走ることも可能となっています。

ATモードとMTモードの切り替えは、ハンドル右手側のスイッチで行います。ATモードを選べば変速は車両任せとなり、ライダーはアクセルワークや体重移動に注力して走ることができます。シフトプログラムはDとD+の2種類です。市街地や高速道路など穏やかに走る際はD、ワインディングなどでレスポンスの良い加減速を楽しみたい場合はD+というように、走行環境やライダーの走り方に合わせて切り替えて使うことができます。

MTモードの変速操作は、シフトレバーの前側を人差し指で引いてシフトアップ、後ろ側を親指で押してシフトダウンです。シフトレバーは前後がシーソーのように連動していますので、前側レバーを人差し指で前方に動かすことでもシフトダウンは可能。親指をグリップから離すことなく変速操作を完結することもできます。なお、ATモード走行中でもシフトレバー操作でギヤ変更は可能ですが、その場合は走行状況に応じ自動的にATモード本来の動きに戻ります。

エンジンの最高出力は88kW(120PS)/10,000rpm、最大トルクは93Nm/7,000rpm。エンジンの出力特性や各種電子デバイスの介入度を選択できるYRC(ヤマハ・ライド・コントロール)モードも装備します。車両重量はMT-09 より3kg増の196kg。キーを取り出すことなくエンジン始動ができるスマートキーも採用。車体色はブルーとマットダークグレーの2種類、車両価格は消費税10%込みで136万4,000円。発売は2024年9月30日です。

ヤマハ MT-09 Y-AMTのここがポイント!
  • ● AT/MTモードを選択できる変速機構のY-AMT
  • ● DおよびD+のカスタマイズも可能なYRCモード
  • ● 素早く安全に変速操作ができるシーソー式シフトレバー

ヤマハ MT-09 Y-AMTのライバルはこれだ!

  • ホンダ
    NC750X DCT

    取り回しやすい低重心な車体に、最高出力43kWの直列2気筒エンジンを搭載。クラッチ操作が不要のDCTモデルは車両重量224kg、消費税10%込みで99万円。

  • ホンダ
    CB650R Eクラッチ

    発進、変速、停車時のクラッチ操作を自動で行うEクラッチを採用。クラッチレバーによる手動操作も可。消費税10%込みで108万9,000円。AT限定免許では運転不可。

  • カワサキ
    Z7ハイブリッド

    451ccの2気筒に駆動用の電動モーターを組み合わせたスポーツハイブリッド。システム最高出力51kW。リバース機能付きのATを採用。税10%込みで184万8,000円。


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