ヤマハ MT-09 ABS(2024)

掲載日:2024年04月24日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

YAMAHA MT-09 ABS(2024)
YAMAHA MT-09 ABS(2024)

マイナーチェンジで外観スタイルを一新
トルクフルな並列3気筒搭載のネイキッド

MT-09は、軽量で高剛性なアルミダイキャストのフレームにトルクフルな並列3気筒エンジンを搭載したネイキッドバイクです。2024年のマイナーモデルチェンジでは、外観デザインやライディングポジションの変更などが行われました。燃料タンクは「高意匠プレス成形」という新しい製法により、エッジの効いた形状を実現。ヘッドランプには新設計の小型LEDを採用。フロントマスクも洗練された新しいデザインとなっています。

パワーユニット関係では、トルク感と加速感を際立たせるために高回転域の吸気音を強調。高周波サウンドを演出するために吸気ダクトは従来の3本から2本に変更、吸気音がダイレクトにライダーへ届くようエアクリーナーボックスのカバーには開口部も設けました。また、エンジンの出力特性や電子デバイスの介入度を選択できる「YRC(ヤマハライドコントロール)」や「第三世代QSS(クイックシフトシステム)」「クルーズコントロールシステム」も搭載しています。

ライディングポジションは従来よりも前傾姿勢となり、フロント荷重を活かしたスポーティな走りを楽しめるようになっています。ハンドル位置は約34mm低くなり、ステップは後方に約30mm、上方に約10mm移動。車体への入力が行いやすくなり、街なかの俊敏な走りからワインディングでの滑らかなコーナーリングまで、さまざまな走りに対応。またハンドルバーとステップは、それぞれ2パターンの位置調整が可能となっています。

ライディンポジションの変更に合わせて車体剛性の見直しとサスペンションのリセティングも行いました。エンジン懸架ブラケットは形状と肉厚を変更してボディ剛性を向上。フロントサスペンションはバネレートを高め、減衰特性もリセッティング。リアフレームも新たな設計で剛性を最適化しています。MT-09の車両価格は消費税10%込みで125万4,000円、車体色はダークグレー、ブルー、マットダークグレーの3種類、発売は4月17日です。

ヤマハ MT-09のここがポイント!
  • ● 前傾気味に変更されたライディングポジション
  • ● より洗練された新デザインのフロントフェイス
  • ● 鋭いエッジを表現する新形状の燃料タンク

ヤマハ MT-09のライバルはこれだ!

  • トライアンフ
    ストリートトリプル765R

    最高出力88.3kWの水冷並列3気筒エンジンを搭載するストリートファイター。車両重量189kg、シート高826mm。消費税10%込みで122万5,000円~。

  • ヤマハ
    XSR900 ABS

    MT-09の姉妹モデル。長めのホイールベースやネオレトロスタイルの外観が特徴。888ccの水冷3気筒エンジンを搭載、消費税10%込みで125万4,000円。

  • KTM
    890デュークGP

    最高出力85kWの水冷並列2気筒エンジンを搭載したネイキッドバイク。車両重量174kg(燃料除く)、シート高は820mm。消費税10%込みで148万円。


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