掲載日:2020年05月29日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
ドラッグスター800RR SCSは、迫力のスタイルとパワフルな3気筒エンジンを持つネイキッドバイクです。そもそもドラッグスターシリーズはブルターレ800の派生車を端とするモデル群で、ワイドな後輪やコンパクトなテール、バーエンドミラーなどを特徴とします。そのなかでもハイグレードな位置付けのドラッグスター800RRが2020年型となり、追って発売となったのがスマートクラッチシステムを採用するこのモデル、ドラッグスター800RR SCSということになります。
搭載するスマートクラッチシステムは、発進から停車までのクラッチやシフト操作を自動で行うオートマチック機構です。クラッチレバーを使うことなく低速旋回などもでき、またスタートダッシュでは最適な加速性能を発揮します。その一方で、クラッチレバーやシフトペダルは残してあり、伝統的なマニュアル操作も可能。さらにアップダウン両方向のクイックシフターも機能します。なおスマートクラッチシステム採用による重量増は、従来のクラッチシステムに対しわずか36グラムです。
エンジンは逆回転クランクシャフトを採用した水冷3気筒です。ボア・ストロークは79×54.3mmで総排気量は798cc、最高出力は103kW(140hp)/12,300rpm、最大トルクは87Nm/10,100rpmを発生します。ライディングモードは、3種類のプリセットと1種類のカスタムの計4種類のモードから選ぶことができます。
車体骨格は鋳造アルミニウムのサイドプレートを備えた鋼管トレリスフレームです。フロントにはマルゾッキの倒立フォークを、リアにはアルミニウムの片持ちスイングアームとザックスのシングルショックを採用。200/50-17サイズのワイドなリアタイアは、リム幅6インチのワイヤースポークホイールに装着しています。
車体グラフィックは、アイスパールホワイト/ネオングリーン/メタリックカーボンブラックと、ナイトグレー/ソーラービーム/メタリックカーボンブラックの2種類、価格は消費税10%込みで257万4,000円です。
アルミニウム製ツインスパーフレームに1050ccの水冷3気筒エンジン搭載。最高出力110kW、オーリンズサスペンション採用。消費税10%込みで194万8,500円。
スーパーモタード系ネイキッドのMT-09に、高性能サスペンションなどを採用した上級仕様車。845ccの水冷3気筒を搭載、最高出力は85kW、税10%込みで113万3,000円。
ドラッグスター800RR SCSと同じく103kWの3気筒、スマートクラッチシステムを採用。ホイールはアルミ鋳造製、リアタイヤサイズは180/55-17。税10%込み225万5,000円。
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