掲載日:2016年02月02日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/淺倉 恵介
GSX-S1000 ABSは、スズキの最速リッタースーパースポーツGSX-R1000由来のエンジンを、専用のアルミフレームに搭載したネイキッドスポーツです。GSX-R1000からカウルを取り去っただけのモデルではなく、新設計の車体が用意されているところからも、スズキの力の入れ具合を感じとることが出来ます。
搭載されるエンジンは、GSX-R1000の2005年モデルから2008年モデル用に開発されたロングストロークタイプのエンジンをベースに、ストリート向けにモディファイが加えられたものです。最高出力185PSという大馬力を誇るエンジンですが、GSX-S1000 ABSでは145PSに抑えられています。これは、単にデチューンが施されたわけではありません。最高出力の発生回転数は、GSX-Rは12,000回転、対してGSX-Sは2,000回転低い10,000回転です。つまり、よりフルパワーを引き出し易い特性だと言えるのです。3モード・トラクション・コントロール・システムも装備し、より確実なトラクションを確保。先進の電子制御式ABSと組み合わせることで、安定したブレーキ性能も手に入れています。
車体もぬかりはありません。高剛性なアルミツインスパーフレームは、現行GSX-R1000よりも軽量。アップライトなポジションと、810mmという低めのシート高も実現しています。リッターバイクながら取り回し性に優れ、親しみやすい車体を構築しているのです。フロントフォークはインナーチューブ径φ43mmの倒立フォークを採用。フルアジャスタブルタイプで、ライディングスタイルに合わせたセッティングが可能です。ブレーキキャリパーにはブレンボ製4ピストンラジアルマウントが奢られているという豪華さ。レーシングモデル並みの高性能パーツを使用しながら、ストリートでのファンライディングに的を絞ったパッケージ。日常使用域での扱いやすさやマシンを操る楽しみを高め、さらに安全性をも高めた、万人が高性能を楽しめるキャラクターが持たされているのです。
クラス唯一の専用設計エンジンを搭載するストリートファイター。スタイリングのポイントであるヘッドライトは、リフレクターレスのLEDを採用。
ヤマハのフラッグシップにして最速モデルのYZF-R1系エンジンを搭載。上質なヤマハハンドリングを存分に味わえる、高性能な車体が魅力。
BMWの誇るセミアクティブサスペンションD.D.C.を標準装備。どんなシチュエーションでも、最高のコーナリングパフォーマンスを発揮する。
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