掲載日:2015年02月12日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
『ニンジャZX-6R』はサーキット由来の優れた性能を持つ一方で、ストリートを含むあらゆるオンロードシーンでの走りを楽しめる、ミドルクラスのスーパースポーツです。高いパフォーマンスを発揮する排気量636cc水冷並列4気筒エンジンに加え、出力特性を選べるパワーモードセレクション、3モードのKTRC、次世代フロントフォークのSFF-BP、F.C.C.製アシスト&スリッパークラッチ、それに先進ブレーキシステムのKIBSなど、最新鋭のテクノロジーがふんだんに取り入れられています。
エンジンは全回転域でパフォーマンスを発揮しますが、特に低仲回転域は636ccの排気量によって強化され、ワインディングや高速道路、市街地など公道走行での扱いやすさも意識しています。ライダーの好みや走行状況に合わせて左手のスイッチで切り替えることができるパワーモードでは、フルパワーとローパワーの選択が可能。ローパワーは出力を80%に抑えると同時にスロットルレスポンスもマイルドになります。さらに、KTRCの3つのモードと組み合わせれば、走りの幅を大きく広げることが可能です。
トラクションコントロールのKTRCは、前後車輪速度の変化やエンジン回転数、ライダーの運転状況などを読みながら1,000分の5秒単位で演算を行い、リアルタイムでスリップを制御します。モード1と2では最大限の加速状況を維持するために、ある程度のスリップを許容しながらトラクションを失う前に介入。またトルクによる自然なウイリーを許容しながら、突発的で危険なウィリーの発生は抑制します。モード3はイグニションに加え、燃料供給と吸気量も制御し、滑りやすい路面はもちろん、石畳や砂利道などの悪路でも安定した走りができるようになります。なお、KTRCをオフにして走行することも可能です。
2015年モデルの車体カラーはパールクリスタルホワイト×フラットエボニーで、参考小売価格は消費税8%込みで130万1,400円です。またスペシャル・エディションとしてライムグリーン×パールスターダストホワイトのカラーバリエーションも用意され、こちらは消費税8%込みで128万5,200円となっています。
国内仕様として現在販売されている国産唯一の600クラススーパースポーツ。アルミツインチューブフレームに57kWの水冷4気筒を搭載、センターアップマフラーを採用する。
コンパクトな車体に、同じくコンパクトな4気筒エンジンを搭載。出力特性を選択べるS-DMSやビッグピストンフロントフォーク、ブレンボモノブロックキャリパーなども採用。
アルミのツインスパーフレームに675cc並列3気筒を搭載するスーパースポーツ。前後フルアジャスタブルサスペンション、切り替え可能なABSにはサーキットモードも用意される。
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