掲載日:2015年01月14日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/山下 剛
『Vストローム650』は、日本国内での販売開始は2013年1月と最近ですが、欧州をはじめとする海外では2004年に登場しました。普段の生活の足として街乗りも快適にこなせるうえ、ロングツーリングも楽しめるマルチパーパスモデルとしてロングセラーとなっています。
『Vストローム650XT ABS』とそのベースモデルである『Vストローム650 ABS』との相違点は、『DR800』をイメージしたクチバシ状のフロントフェンダーとワイヤースポークとなった前後ホイールで、エンジンやシャシーの基本構成は共通です。
645cc4ストローク水冷90度V型2気筒エンジンは、低回転から高回転域までフラットで豊かなトルクを生み、市街地走行でも高速巡航でも扱いやすさに優れています。アルミダイキャストシリンダーには硬質メッキ加工を施すことで放熱性や耐久性を高めたことに加えて静粛性にも優れているため、長距離走行における疲労軽減の効果もあります。
ホイール構成は前19インチ、後17インチを採用。ワイヤースポーク仕様ながらチューブレスタイヤに対応しており、タイヤチョイスも楽しめます。ハンドリングは前19インチホイールとワイヤースポークならではの穏やかさとしなやかさ。ゆとりあるストロークを持つ前後サスペンションと相まって、荒れた路面やオフロードでの操縦性や快適性を高めるとともに、アドベンチャーモデルらしいタフさを強調しています。ABSの安全性と安心感もうれしいポイントです。
ウインドプロテクション効果の高いスクリーン、容量20リットルの燃料タンク、振動の少ないエンジンの快適さ、ギアポジションインジケーターや路面凍結の恐れを警告するフリーズインジケーターといった細かな機能も備え、ロングツーリングをサポート。オプションにはトップケースやサイドケース、電源ソケット、ローシートなども用意され、たくさんのキャンプ道具を積載してのロングツーリングのパートナーとしてうってつけのモデルです。
ER-6f/nをベースとするカワサキのアドベンチャーモデルは、水冷並列2気筒エンジンを搭載。ホイールサイズは前後ともに17インチで、オンロードを得意とする。
低燃費と低価格を実現したホンダのミドルアドベンチャー。燃料タンクをシート下に配置することで低重心とマスの集中化を実現。ダミータンク部はユーティリティスペースに。
77psを発生する水冷並列2気筒エンジンは扱いやすく、サスペンションをはじめとする足周りは快適な乗り心地を重視。日本仕様はローダウンモデルでさらに扱いやすい。
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