スズキ Vストローム 1000 ABS

掲載日:2014年06月18日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

スズキ Vストローム 1000 ABSの画像
SUZUKI V-Strom 1000 ABS

ワイルドな車体に力強いエンジンとハイテク装備を搭載
長距離ツーリングを快適に楽しめるスポーツアドベンチャーツアラー

海外市場ではすでに高い評価を得ているVストローム1000が、2014年6月、いよいよ国内向けに発売となりました。アップライトなポジションやワイルドなスタイリング、力強く扱いやすい特性のエンジンなどを採用したアドベンチャーツアラーで、市街地から高速道路、山岳路まで、長距離ツーリングを快適に楽しむことができます。ABSを標準装備し、車体カラーはレッド、ブラック、ホワイトの3タイプを用意。車両価格は消費税8%込みで140万4,000円となっています。

デザインのコンセプトはワイルド&スマートです。冒険をイメージさせる力強く野生的な造形と、軽快さを表現したコンパクトでスマートなスタイリング、フロントには1988年発売のビッグオフローダーDR750Sから受け継ぐイメージや、縦型2灯式のヘッドライトを採用。そこに、取り回しやすく、足つき性の良い、軽量コンパクトな車体設計を組み合わせています。高さと角度を調整できる可変式の大型ウインドスクリーンや、スズキの二輪車では初となるトラクションコントロールシステム、平均燃費や瞬間燃費、航続可能距離も表示できる多機能メーターなど、アドベンチャーツアラーにふさわしい装備も各所に採用しています。

エンジンは排気量1,036ccの水冷90度V型2気筒です。剛性と軽さを重視して設計したピストンや、冷却能力の高いラジエターを採用することにより、パワフルな特性に仕上げています。またエンジンの電子制御システムや、マグネトーの慣性質量をアップしたフライホイールにより、低速時のトルクとコントロール性を向上。駆動系には新設計の6速トランスミッション、レバー操作を軽くするクラッチアシストシステム、エンジンブレーキ時の後輪スリップを抑制するバックトルクリミッターを採用しています。トラクションコントロールは点火タイミングとセカンダリスロットルバルブの開度を制御する方式で、2種類の感度レベルとオフの計3つのモードから選ぶことができます。

スズキ Vストローム 1000 ABS のここがポイント!
  • ● 1988年に登場したスズキDR750Sのイメージを受け継ぐワイルドなスタイリング
  • ● 左ハンドルのスイッチでモード切り替えができるトラクションコントロールシステム
  • ● 高さと角度ともに3段階で調整可能なアジャスタブルウインドスクリーン

スズキ Vストローム 1000 ABSのライバルはこれだ!

  • トライアンフ
    タイガースポーツ

    新フレームの採用でシート高が低くなり、ツーリングから通勤、タンデムでも未舗装路でもこなすオールラウンダー。エンジンは1,050ccの並列3気筒。耐積載荷重も向上。

  • カワサキ
    ヴェルシス1000

    低中速トルクを重視した水冷直列4気筒エンジンを搭載。トラクションコントロールやABS、選択可能なパワーモード、大型フロントカウルなど、ロングライドを快適にする装備が充実。

  • ヤマハ
    XT1200Zスーパーテネレ

    水冷並列ツインエンジンにシャフトドライブを組み合わせたスポーツアドベンチャー。トラクションコントロール、クルーズコントロール、電動調整式サスペンションなど装備も充実。

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