掲載日:2021年01月22日 レトロバイク・グラフティ
イラスト・文/藤原かんいち
昔から僕にとってバイクはいつも旅の相棒だった。原付バイクでもスピードが出るレーサータイプよりも、トコトコとのんびり走るミニバイクに惹かれることが多かった。小さなバイクで旅するのは大変そうだけど、逆にそんなバイクで旅する方が遊び心があるし、男のロマンを感じるんだよね。
ミニバイク・レジャーバイクといえば60年代に誕生したホンダのモンキーが元祖。その後、ダックスも生まれた。70年代に入ると他メーカーも進出。ヤマハがミニトレ(GT50)やジッピイ、スズキからホッパー、バンバンなど。個性豊かなミニバイクが次々にランナップ。そんな時代に生まれたのが「ボビィ」。なんか海外ドラマに出てくる少年の愛称みたいですねー(笑)。
流れるようなデザインのモノコックフレームにガソリンタンク、オイルタンク、バッテリー、エアクリーナーなどを内蔵することで、遊び心のあるファンキーなルックスを演出している。ところでボビィを見た瞬間、「あれ!?これ、〇ッ〇〇に似てる!」と思った人、多いと思います(笑)。僕も思いました。そうですかなり似ています。でもいいんです。ちなみにエンジンは2スト単気筒。ハンドクラッチの4速車でなかなかの走りっぷり、だったそうです。追加で7か月後には気軽に乗れる、自動遠心クラッチの3速ロータリー車が登場。乗り手が好みで選べるようになりました。
ブロックパターンの太タイヤなので多少の悪路でも行けそう、荷物も積みやすそうだな……ボビィとのロングバケーションに妄想を膨らませる僕なのであった。
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