レトロバイク・グラフティ第161回 HONDA CRM250R 1989年

掲載日:2025年10月10日 レトロバイク・グラフティ    

イラスト・文/藤原かんいち

レトロバイク・グラフティタイトル画像

レトロバイク・グラフティ第161回 HONDA CRM250R 1989年 メイン画像

エンデューロレースで大活躍!
本格的なオフロード走行が楽しめる2ストバイク

80年代の終盤、車検のいらない250㏄クラスの支持率は高く、レーサーレプリカを代表とするスポーツバイクはもちろん、アウトドア志向の高まりからランドスポーツ(オフロード)系も人気が拡大していた。4ストではホンダのXLRシリーズ、ヤマハのセロー。さらに軽量&ハイパワーという2ストの強みを生かしたヤマハのDT200、カワサキのKMX200、スズキのRH250などの人気も高くなっていた。

勢いを増す2スト勢に新しく加わったのが、ホンダの市販モトクロッサーCR250RのストリートバージョンCRM250Rだった。車両重量112kgのライトボディ。水冷2スト・クランクケースリードバルブ単気筒エンジンの最大出力は37PSを発揮! 2スト250ccらしい豪快な走りからオフロードファンのハートを鷲掴みにした。

1991年にモデルチェンジ。エンジンはデジタル制御のPGM-RCバルブを採用、前・後サスペンションやフレームも一新、悪路走破性と操縦性能をUP。レーサーに近いポテンシャルを持っていたため、当時人気だったエンデューロレースで大活躍した。

1994年にマイナーチェンジ。1~2速をハイレシオ化、エンジンオイルタンクを従来のフレーム内蔵式から別体式になった。燃料タンクも10Lから11LへUP。1997年には環境適合性を高めた、AR燃焼エンジンを搭載したCRM250ARを発売。翌年にはカラーリングを一新したモデルが登場したが、残念ながらそれがホンダの2ストのランドスポーツのラストモデルとなった。

ホンダ CRM250R スペック
  • ■サイズ/全長 2,145mm×全幅 840mm×全高 1,215mm ■エンジン/2ストローク単気筒■排気量/246cc ■最高出力/37ps/ 8,500rpm ■最大トルク/3.4kgf・m/6,500rpm ■変速機形式/リターン式・6段変速

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

愛車を売却して乗換しませんか?

2つの売却方法から選択可能!

方法1.オークション

出品前買取相場が分かる!
3000社の中から最高入札店のみとやり取りで完結。

方法2.買取一括査定

業界最大級の加盟店数!
最大12社一括査定
愛車が高く売れるチャンス

メーカー

郵便番号

タグで検索