
掲載日:2007年04月27日 ライダー考現学
バイクで出かけたとき、バイクを停めてからちょっと歩いて振り返る、ということをしている自分に気がつきました。バイクが好きだからといえば、それまででしょう。しかし、ほとんどのライダーが私と同じようにバイクを停めて振り返っているのです。正直、怖くなりました。これってどういうことですか?
福岡県/ドンツキを右 さん (Triumph ボンネビルT100所有)
ライダーとは、自分のバイクに殊のほか甘い。過保護すぎるのだ。小キズが入ればアタフタし、格好いいパーツがあれば装着する。その度に風景のいいところ行き撮影までする。しかもいろんな角度から執拗に…である。これは孫の成長に熱視線を注ぐおじいちゃんとシンクロする行為だ。とにかく可愛くて仕方ない。「孫と違ってバイクは何も話してくれないのに…バカじゃないの!」と思う方もいるかもしれない。しかし、それはとんでもない誤解である。ライダーは、無意識にバイクと会話しているのだ。あなたはバイクに「今日は機嫌がいい」などと思ったことはないだろうか。そう、会話を超えた会話…つまりはバイクと感じあっているわけだ。そんなことであるから、ライダーがバイクを停めて振り返るというのもごく自然な行為と言える。むろんこの仕草には「いい子にしてるんだぜ」、「相変わらずカッコいいな、おまえ」というコミュニケーションが発生している。
しかし、注意していただきたいこともある。それが嫉妬。彼女(彼氏)の前では、バイクとは距離を置こう。これを怠ると「私(俺)とバイクのどっちが好きなの!」となるからだ。デート中は、バイクとの”愛”などオクビにも出さず、彼女(彼氏)とは接するのが、スマートなライダーであることを忘れないでほしい。
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