全日本スーパーモタード選手権 第8戦

掲載日:2014年11月28日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJSUPER MOTO JAPAN レーシングリザルト

S1プロクラス決勝ヒート1は、ポールポジションスタートとなったロードレース最高峰クラスライダーの野左根 航汰選手(#31)と、モトクロス出身の森田 一輝選手(#6)によるトップ争いが、レース後半まで続きました。

シリーズはいよいよ今季最終戦!
ターマック中心のハイスピードバトルで魅せた!

今季最終戦となる全日本スーパーモタード選手権の今季第8戦は、2014年11月16日(日)に千葉県の茂原ツインサーキットで開催されました。大会は、トップカテゴリーのS1プロ、その下に位置するS1オープン、排気量250ccの4ストロークが中心となるS2の、3クラスで構成されています。S1プロクラスは1日に2回、ほかの2クラスは1回の決勝を行います。

会場となった茂原ツインサーキットは、1周1,170mのロングコースと700mのショートコースという、ふたつのロードコースで構成。今大会ではそのうちロングコースを使用し、1コーナーから2コーナーまでを短めのダートセクションとした特別レイアウトで競われました。天候は晴れ一時曇り。朝晩は冷え込みましたが、日中の最高気温は16度まで上昇しました。

S1プロクラスでは、決勝ヒート1をロードレースで活躍する野左根 航汰選手(#31)、ヒート2をチャンピオンの佐合 潔選手(#1)が制しました。S1オープンクラスでは、前戦でシリーズタイトル獲得を決めた金子 和之選手(#47)が優勝。また金子選手は今回、S2クラスにもダブルエントリーして、こちらでも勝利を収めました。

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01S1プロクラスの決勝ヒート1では、スタート直後にチャンピオンの佐合 潔選手(#1)が転倒し、最後尾からの追い上げ。レース後半、3番手を守っていた三苫 進選手(#4)とバトルを繰り広げ、これを抜いてトップ集団に迫りました。

02S1プロクラスの決勝ヒート1で、森田 一輝選手(#6)とトップ争いを繰り広げ、ラスト2周で逆転して勝利した野左根 航汰選手。決勝ヒート2では3位となり、両ヒートで表彰台に登壇。最終戦で、しっかりリザルトをまとめました。

03S1プロクラスの決勝ヒート1で2位に入賞した佐合 潔選手。スタート直後の2コーナーで、上位進出を狙ってラインを変更したところでスリップダウン。そこから怒涛の追い上げを披露し、ラストラップに2位の座を手に入れました。

04S1プロクラス決勝ヒート1で、3位に入賞した森田 一輝選手。レース序盤からトップを走りましたが、ラスト2周で野左根 航汰選手(#31)、ラストラップには佐合 潔選手(#1)に抜かれてしまい、悔しい3位となりました。

05S1プロクラス決勝ヒート1の表彰台。写真中央が、ラスト2周で逆転に成功して優勝した野左根 航汰選手(#31)。同左が、ラストラップに逆転して2位に入賞した佐合 潔選手(#1)。同右が、3位の森田 一輝選手(#6)です。

06S1プロクラスには、ロードレースの最高峰クラスで活躍する山口 辰也選手が、佐合 潔選手(#1)のサポートも受けてスポット参戦。ヒート1は転倒で6位も、ヒート2ではトップの佐合選手に迫る2位入賞を果たしました。

07S1プロクラスの決勝レースで、両ヒート4位に入った三苫 進選手。ヒート1は、中盤まで3番手を走るも佐合 潔選手(#1)に抜かれてしまいました。またヒート2では、野左根 航汰選手(#31)を追うも引き離されました。

08S1プロクラス決勝ヒート2の表彰台。写真中央が、今季最終レースを勝利で飾った佐合 潔選手(#1)。同左が、スポット参戦で佐合選手に迫る走りをみせた山口 辰也選手(#104)。同右が、3位の野左根 航汰選手(#31)です。

09S1オープンクラスの決勝レースは、ポールポジションの金子 和之選手が、序盤から徐々にリードを拡大して勝利。前戦ですでにシリーズタイトル獲得を決めていましたが、これで6戦の有効ポイント分すべてで優勝となりました。

10S1オープンクラスの決勝レースで、2位に入賞した千葉 智選手。予選は5番手でしたが、決勝ではライバルたちとのバトルを制して、着実にポジションアップ。トップからは離されましたが、最後は2位の座を守りました。

11S1オープンクラスの決勝レースでは、古川 和由選手(#33)や谷中 一夫選手(#15)、千葉 智選手(#2)、川留 健一選手(#12)が激しい2番手争いを展開。この中で古川選手は、最後まで千葉選手に迫って3位に入賞しました。

12S1オープンクラスの表彰台。写真中央が、今季6勝目をマークした金子 和之選手(#47)。同左が、激しいバトルを制して2位に入賞した千葉 智選手(#2)、同右が、千葉選手をラストまで追った3位の古川 和由選手(#33)です。

13S2クラスの決勝レースでは、ケガから復帰して約3か月ぶりのレースに臨んだ中木 亮輔選手(#1)と、ダブルエントリーにより昨年開幕戦以来のS2参戦となった金子 和之選手(#47)が、序盤から終盤までトップ争い!

14S2クラスの決勝レースで、最終ラップに中木 亮輔選手(#1)を抜いて優勝した金子 和之選手。前戦でS1オープンクラスのシリーズタイトル獲得を決めたことから、この最終戦にはS2にもダブルエントリーして、会場を沸かせました。

15S2クラスの決勝レースで、2位入賞を果たした中木 亮輔選手。約3か月前に負傷して、今回が復帰レース。その決勝では、ラストラップまでトップを走っていましたが、最後に金子 和之選手(#47)の逆転を許してしまいました。

16S2クラスの決勝レースで、3位に入賞した瀧川 貴士選手。予選を3番手で通過して決勝に臨み、序盤はトップの2台をマークしていましたが、レース中盤になると単独走行に。そのまま順位を守ってゴールしました。

17S2クラスの表彰台。写真中央が、このクラスでは初優勝となるS1オープンクラスチャンピオンの金子 和之選手(#47)。同左が、最後に金子選手の逆転を許してしまった中木 亮輔選手(#1)、同右が3位の瀧川 貴士選手(#12)です。

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