全日本スーパーモタード選手権 第7戦

掲載日:2014年10月31日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJSUPER MOTO JAPAN レーシングリザルト

S1プロクラス決勝ヒート1のスタートシーン。前戦で年間タイトル獲得を決めた佐合 潔選手(#1)は、所用により欠場。ポールポジションを獲得した森田 一輝選手(#6)が好スタートを決め、増田 智義選手(#2)が追いました。

最高峰クラスでは森田 一輝選手が両ヒート制覇!
S1オープンクラスは金子 和之選手がチャンピオン!

全日本スーパーモタード選手権の今季第7戦は、2014年10月19日(日)に奈良県の名阪スポーツランドで開催されました。このシリーズは、年間8戦の設定。大会は、トップカテゴリーのS1プロ、その下に位置するS1オープン、排気量250ccの4ストロークが中心となるS2の、3クラスで構成されています。S1プロクラスは1日に2回、ほかの2クラスは1回の決勝を行います。

会場は、カートコースやジムカーナコース、モトクロスコースなどを備える複合モーター施設。今大会では、昨年度とは異なるカート用のABコースをベースに、1コーナーの先からモトクロスコースの一部セクションを使った全日本最長クラスのダートセクションへと導く、特設コースが使用されました。天候は朝から晴れ。朝晩は冷え込みましたが、日中の最高気温は20度まで上昇しました。

S1プロクラスでは、チャンピオンの佐合 潔選手(#1)が今大会を欠場。決勝の両ヒートで森田 一輝選手(#2)が勝利しました。S1オープンクラスでは、金子 和之選手(#47)が優勝して、シリーズタイトル獲得を決定。S2クラスでは、すでに年間タイトル獲得が決定している城取 諒選手(#7)が勝利しました。

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01S1プロクラスの決勝で、両ヒート優勝を達成した森田 一輝選手。ヒート1は、追いすがる増田 智義選手(#2)を振り切って勝利。ヒート2は序盤から独走して、最終ラップにはペースを落としながらトップチェッカーを受けました。

02S1プロクラスの決勝両ヒートで、2位フィニッシュを果たした増田 智義選手。ヒート1は、森田 一輝選手(#6)を追走するも届かず。ヒート2は、序盤に転倒して6番手まで下がるも、その後に追い上げてトップの森田に迫りました。

03S1プロクラスの決勝ヒート1で3位に入賞して、自身初となる全日本最高峰クラスの表彰台登壇を果たした新井 誠選手。三苫 進選手(#4)を最後まで僅差で抑えての勝利でした。ヒート2は、その三苫選手に次ぐ4位でした。

04S1プロクラス決勝ヒート1の表彰台。写真中央が、今季3勝目を挙げた森田 一輝選手(#6)。同左が、森田選手を追撃して2位に入賞した増田 智義選手(#2)。同右が、三苫 進選手(#4)に競り勝った3位の新井 誠選手(#17)です。

05S1プロクラスの決勝ヒート2では、ロードレースの全日本最高峰クラスライダーで、モタードにもスポット参戦する野左根 航汰選手が、2番手争いをけん引。ラストラップにミスなどで崩れる直前まで、ポジションを守りました。

06S1プロクラスの決勝ヒート1では、新井 誠選手(#17)を攻略できずに4位となるも、ヒート2では最終ラップに野左根 航汰選手(#31)をダートセクションの進入でパッシングして、3位表彰台へと登壇した三苫 進選手。

07S1プロクラス決勝ヒート2の表彰台。写真中央が、両ヒートを制覇して、愛息と一緒に表彰台の頂点に立った森田 一輝選手(#6)。同左が、再び2位となった増田 智義選手(#2)、同右が最終周に逆転して3位の三苫 進(#4)です。

08S1オープンクラスの決勝レースは、シリーズランキングトップで今大会を迎えた金子 和之選手(#47)がポールポジション、ライバルの中村 竜規選手(#39)が2番グリッドから臨み、どちらも好スタートを決めました。

09S1オープンクラスの決勝レースは、ポールポジションの金子 和之選手(#47)が2周目に転倒。これにより、中村 竜規選手がトップに立ちました。しかしこの中村選手も、翌周にダートでミスして5番手に下がりました。

10S1オープンクラスの決勝レースで、いずれもミスにより順位を下げた金子 和之選手(#47)と中村 竜規選手(#39)は、その後に追い上げ。レース中盤には2番手争いを繰り広げると、ここから金子選手が抜けだしました。

11S1オープンクラスの決勝レースで、金子 和之選手(#47)が先行した後、2番手争いを繰り広げた谷中 一夫選手(#15)と中村 竜規選手(#39)。結局、最後まで谷中選手が中村選手を抑えて、2位でチェッカーフラッグを受けました。

12S1オープンクラスの表彰台。写真中央が、今季5勝目をマークした金子 和之選手(#47)。同左が、激しいバトルを制して2位に入賞した谷中 一夫選手(#15)、同右が、序盤のミスが響いて3位に終わった中村 竜規選手(#39)です。

13S1オープンクラスでは、金子和之選手(#47)がトップチェッカーを受け、最終戦を待たずにシリーズタイトル獲得を決定。ここまで7戦5勝。勝利でチャンピオンを決定したことに、周囲は涙を流して喜んでいました。

14S2クラスの決勝レースでは、前戦ですでに年間タイトル獲得を決めていた城取 諒選手が、序盤からじわじわとリードを拡大してトップチェッカー。今季3勝目をマークしました。表彰台では、「次も勝ちます!」と宣言!

15S2クラスの決勝レースで、2位入賞を果たした大西 健太郎選手。約3か月前に負傷して、今回が復帰レース。「やっぱりうまく走れませんでした」と悔しい表情をみせていましたが、それでも着実に表彰台圏内でゴールしました。

16S1オープンクラスにフル参戦する中村 竜規選手が、S2クラスにダブルエントリー。予選レースの1周目に他車と絡んで転倒し、決勝は8番グリッドからスタート。それでも着実に追い上げて、3位でフィニッシュしました。

17S2クラスの表彰台。写真中央が、今季3度目となる優勝を決めたチャンピオンの城取 諒選手(#7)。同左が、序盤は城取選手を追った大西 健太郎選手(#2)。同右が、S1オープンクラスとダブルエントリーした中村 竜規選手(#39)です。

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