全日本モトクロス選手権 第5戦東北大会

掲載日:2014年08月01日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJ レーシングリザルト

IA-1決勝ヒート1は、オープニングラップでトップに立った成田 亮選手(#1)を、熱田 孝高選手(#5)が追う展開。レース中盤まで、熱田選手は成田選手との差を5秒ほどに保ち、プレッシャーを与えました。

2戦連続のヘビーマディコンディション!
各クラスで泥だらけのサバイバルレース!!

全日本モトクロス選手権の第5戦東北大会が、7月19日(土)~20日(日)に岩手県の藤沢スポーツランドで開催されました。

各クラスの予選が行われた土曜日、決勝が繰り広げられた日曜日とも、天候は雨。しかも土曜日の夕方から日曜日の日中にかけてまとまった量となり、この影響でコースはヘビーマディコンディションとなりました。

全日本最高峰クラスとなる、排気量450ccの4ストロークマシンが走るIA-1は、5分短縮されて25分+1周で競われた決勝レースで、ヒート1をホンダファクトリーチームの成田 亮選手(#1)、ヒート2を同じくホンダの小方 誠選手(#2)が制しました。

排気量250ccの4ストロークマシンで競われるIA-2も、同じく25分+1周に短縮され、ヒート1でホンダファクトリーチームの富田 俊樹選手(#1)が優勝。ヒート2では、スズキファクトリーチームの竹中 純矢選手(#34)が今季初優勝を挙げました。

レディースクラスも、決勝時間が5分短縮されて10分+1周となり、スズキの2ストロークマシンを駆る邵洋子選手(#1)が、開幕戦以来となる今季2勝目を挙げました。

【リンク】
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01IA-1決勝ヒート1で勝利した、ホンダファクトリーチームの成田 亮選手。レース中盤に、熱田 孝高選手(#5)が転倒したことで一気にリードが拡大し、その後は着実な走行を続けてトップチェッカーを目指しました。

02IA-1決勝ヒート1で2位に入賞した、ヤマハファクトリーチームの平田 優選手。開幕戦で負傷し、今回が復帰2大会目。転倒によりタイムをロスした熱田 孝高選手(#5)を、ラスト2周でパスしました。

03IA-1決勝ヒート1で、成田 亮選手(#1)を追走するも、転倒により3位となった熱田 孝高選手。ヒート2でも、成田選手とレース後半まで2番手争いを繰り広げながら、最終的には4位となりました。

04IA-1決勝ヒート1で、一時は熱田 孝高選手(#5)を抜いて2番手を走行した星野 優位選手(#777)。しかしその直後に転倒を喫して後退し、4位となりました。またヒート2は、8位に終わりました。

05IA-1決勝ヒート1の表彰台。写真中央が、今季6勝目をマークした成田 亮選手(#1)。同左が、終盤の逆転で2位に入賞した平田 優選手(#3)。同右が、一時はトップに迫りながら3位となった熱田 孝高選手(#5)です。

06IA-1決勝ヒート1では、スタート直後の2コーナーで転倒し、最後尾から6位まで追い上げてゴールした小方 誠選手。ヒート2ではホールショットを奪うと、そのまま序盤から独走して勝利しました。

07IA-1に参戦するカワサキファクトリーチームの新井 宏彰選手(#331)は、決勝では両ヒートを5位でまとめました。前戦ヒート1で手痛いノーポイントレースを演じていて、現在のランキングは4位です。

08IA-1の決勝レースは、ホンダファクトリー勢が勝利を分け合いました。写真手前の成田 亮選手(#1)は、ヒート2で2位入賞も両ヒート制覇を逃し、写真奥の小方 誠選手(#2)とは対照的にどこか悔しそう。

09IA-2決勝ヒート1は、好スタートを切った富田 俊樹選手(#1)が、序盤から独走。最終ラップには、周回遅れがスタックした影響でストップし、瞬間的に2番手に下がりましたが、逆転に成功しました。

10IA-2決勝ヒート1で2位に入賞した、スズキファクトリーチームの竹中 純矢選手。スタート直後の1コーナーで転倒して出遅れながら、最終ラップには富田 俊樹選手(#1)を抜いて一時トップを走りました。

11IA-2決勝ヒート1で3位入賞を果たした、カワサキファクトリーチームの井上 眞一選手。マイスターと呼ばれるほど、マディコンディションは得意。ヒート2でも、5位入賞を果たしました。

12IA-2決勝ヒート1の表彰台。写真中央が、今季2勝目を挙げた富田 俊樹選手(#1)。同左が、開幕戦以来となる2位入賞を果たした竹中 純矢選手(#32)。同右が、3位入賞の井上 眞一選手(#39)です。

13IA-2のポイントランキングトップを守る勝谷 武史選手は、決勝ヒート1では転倒を繰り返して6位。ヒート2でも2度の転倒を喫しましたが、このレースでは粘りをみせて2位入賞を果たしました。

14IA-2決勝ヒート2で、3位入賞を果たした安原 志選手(#34)。ヒート1では、混乱するスタート直後の1コーナーでストップして出遅れながら、必死の追い上げを続けて4位に入賞しています。

15IA-2決勝ヒート2で勝利した竹中 純矢選手(#32)。今季5戦目にして、スズキ移籍後の初勝利を挙げました。「長かったあ。でも、頑張ってきて良かった!」と、ゴール直後は喜びを爆発させていました。

16レディースクラスの決勝レースで勝利した邵 洋子選手(#1)。ゴールまで残り半周のところで、安原さや選手(#3)の逆転を許したものの、安原選手が最終コーナーで転倒し、今季2勝目を得ました。

17レディースクラスの表彰台。写真中央が、今季2勝目を挙げた邵 洋子選手(#1)。同左が、エンデューロレースの参戦経験も生かした2位の萩原 真理子選手(#5)、同右が3位の安原 さや選手(#3)です。

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